どんな音楽になるのかわからないことが楽しみ

――そして、4月27日には第2弾シングル『Back it up』がリリースされます。表題曲はクールな雰囲気の楽曲で、JUNEさんが作詞に参加されています。

JUNE：この曲は、シンプルに強い曲。7人では強い曲もありましたけど、5人でもできるのを見せたかった曲です。HEECHOくんの抜ける高音や、YOUNGHOONくんの良い声って強い曲をやる上で欠かせなかったんですけど、5人でもそれを補えるような歌い方とやり方でできたんじゃないかな、と。

YUGO：ORβITには強い曲が少ないので、ライブでもこの曲があることの意味が大きいですね。

YOONDONG：1人ずつのパートがあって、そこではそれぞれが魅力的に見えていると思います。僕はブリッジとラストサビを担当しているんですけど、ジャスチャーや表情にメリハリをつけているので、ぜひ注目してほしいです。それに、この曲は振付が本当にかっこよくて、踊りながら歌った方がやりやすいんです。歌とダンスが合わさることで気持ちよくパフォーマンスできます。

TOMO：「I can't breathe」も「Back it up」も同じ振付師さんが担当してくださっていて。僕らと一緒に曲を作り上げてくれている感じなので、パフォーマンスがあって曲が完成していると思います。

――JUNEさんは歌詞を書く時に振りが組み合わさることを意識されていたりも？

JUNE：……僕は振付師さんを信じるのみです。

YUGO：でも、振付師さんはJUNEが作ったラップはめちゃめちゃ振りが作りやすいって言ってた。

JUNE：団長（振付師）さん、大好きです！

SHUNYA：媒体を通して媚びるな（笑）。

――（笑）。2曲目の「あの春へ」はTOMOさんが作詞をされていますね。

TOMO：この曲は、初めて日本の作家さんと一緒に制作をした曲です。僕、5人でもバラードをやることにすごく意味を感じていて。正直、YOUNGHOONさんやHEECHOさんの声がない状態でバラードを歌うのは迷った部分もあるんですけど、メッセージを伝えるためにはバラードが一番いいという話になってこの曲をやることになりました。歌詞は5人のストーリーや、7人でORβITだということを伝えています。歌詞の中に〈藍色に染まる〉っていう部分があるんですけど、「藍色」で「はるいろ」って読むんですね。僕たちにとっての春ってLazurite（ORβITグッズのペンライト）の色なので、ライブを見越してそういった歌詞にしていて。コロナ禍でLazuriteが光っている景色を見られなかった苦しさがありましたし、それを乗り越えて待ちわびた景色が広がっていることを想像しながら書きました。

　春っぽさを出したかったので、桜を連想させる〈五つの花びら〉というワードも入れています。それが〈七色に染まる〉っていうありえない描写を繋げることで、ORβITの7人が集まることが奇跡だよという意味を込めました。

――強いメッセージを感じます。そして、JUNEさんとYOONDONGさんのユニット曲は「MONEYBAG」。

JUNE：公式的に僕とYOONDONGくんが一緒にやる、初めての曲です。何をやるか相談した時に、やっぱりラップでしょという話になって。『Dream Gate 01』でやった「Breakout」とは違うタイプのラップにすることにしました。まず僕が作って、YOONDONGくんに「どうですか？」って送ったら、「おぉ、セクシーだね」って返信が来ました（笑）。

YOONDONG：そんなこと送ったっけ（笑）？

JUNE：来た、来た。褒められてるなって解釈して、じゃあこれで行きましょう、と。歌詞に関しては、大きい袋にお金がいっぱい入っているイメージ。僕、ラッパーは虚勢でもいいから自分がなりたい姿を言い切ることに意味があると思っているんです。なので、いつかお金をバラ撒くくらいお金持ちになって、「Yeah！」みたいな姿を書きました（笑）。YOONDONGくんには自分が歌うパートの歌詞をお願いしますって伝えて、作ってもらいました。

YOONDONG：僕が書いたのは、「お金はもちろん大事だけど、僕のことをお金としか見ていない君たちはまだダメだよ、レベルが低いよ」っていう内容です。これからお金持ちになる自信があるから、書けました。

――ファンの方にとっては、待ちわびたお2人の公式ユニット曲ですね。さらにTOMOさんのソロ曲「One last time」はご自身で作詞、作曲、編曲まで手掛けています。

TOMO：僕は高音やバラードのイメージが強いと思うんですけど、実はミッドローのキーが得意なんですよ。その良さを出すためにも作った楽曲なので、今までと違う歌を楽しんでもらえると思います。歌詞は良い意味で適当（笑）。多少自分のストーリーも含めましたが、「とにかく音楽で見せていくから、何も考えずにとりあえず僕の音楽を聴いて」っていう隠れたメッセージがあります。

――みなさんのこだわりが詰まった楽曲たちですが、すでに『ORβIT LIVE「ROOM」TOUR 2023』で披露されていますよね？

TOMO：そうですね。このツアーは声出しOKだったこともすごく大きな力になりました。

YUGO：お客さんの熱量がライブのラストピースだと改めて感じました。言い方が難しいんですけど、どんなライブになるのかってお客さん次第なところもあるのかなって。

JUNE：もちろん僕たちは全力でやるんですけど、お客さんの歓声があることでさらに良くなるというか。毎回テンションが上がるし、それがパフォーマンスにも表れるんですよ。

――なるほど！　半月かけて4都市を回ってきましたが、メンバーの成長を感じたことはありますか。

TOMO：今回カバーコーナーがあったんですけど、SHUNYAの成長を感じました。いろんな候補曲を持ってきて悩んでいる姿を見て、嬉しくて。歌に対する具体的なプランができてきた感じがしました。

SHUNYA：僕に似合う、似合わない歌い方があるっていうのを学んだんです。flumpoolさんの「君に届け」をカバーさせてもらったんですけど、それを僕に似合う歌い方で歌おうって試行錯誤しました。

TOMO：SHUNYAから「どうすればもっと歌が良くなりますか」って聞かれたことがあって。まず第一段階でカラオケにたくさん通って自分の声を聴くことが大切だよって伝えたんですね。そうしたらデザイン面で忙しいのに夜遅くにカラオケに練習しに行って、すごく努力していて。僕、彼の努力家の一面をもっと世の中に伝えたいんですよね。まだまだ伝わりきっていない気がする。

――SHUNYAさんのパフォーマンスは陰の努力の賜物なんですね。そして、もう少しだけ5人での活動が続きます。この5人だからこそ表現できているものはどんな部分だと思いますか？

YOONDONG：5月22日にリリースする『FUN』には、「SUPERNOVA」というこれまでのシングルにはないような明るい曲があります。イージーリスニングできる曲なので、ぜひハマってほしいし、流行ってほしいです。そして、いろんなジャンルの楽曲ができることを3枚のシングルを通して見せられると思います。

SHUNYA：キーマンであるYOUNGHOONさん、HEECHOさんが戻ってきた時にどんな楽曲を発信していくことになるかまだわからないですけど、2人がいない今は期間限定のユニットのようなイメージ。今は、これまでよりも親近感のある楽曲を表現できているんじゃないでしょうか。

――7人に戻った時は、「THE ORβITっぽい曲」に戻る可能性は高いのでしょうか？

YUGO：戻るんじゃない？

SHUNYA：多分……。

TOMO：同じところで活動をしていたら似てきたり、好みがわかってきたりするんですけど、この期間で聴いている音楽も音楽の感じ方も2人とも変わっていると思うんです。なので、どんな音楽になるのかわからないことが、僕は楽しみです。いろんなスタイルを出していきたいですね。

JUNE：“ORβITは7人”ってファンの方が見てくれるからこそ、5人の今は特別感があります。

YOONDONG：5人でも完成形、7人で完全体。いろんな音楽を楽しみたいです。

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応募方法

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＜締切：5月18日（木）＞

■リリース情報
1st Single『I can't breathe』
2023年3月14日（火）発売
ROOM No.1
価格：￥1,430（税込）
【収録曲】
1. I can't breathe
2. 「Love」
3. Answer is you（SHUNYAソロ曲）

ROOM No.2
価格：￥1,430（税込）
【収録曲】
1. I can't breathe
2. 「Love」
3. 推（YUGOソロ曲）

2ndシングル『Back it up』
2023年4月12日（水） 先行配信開始
2023年4月27日（木）リリース
＜商品形態＞
ROOM No.3
価格：￥1,430（税込）
【収録曲】
1. Back it up
2. あの春へ
3. MONEYBAG（YD＆JUNE）

ROOM No.4
価格：￥1,430（税込）
【収録曲】
1. Back it up
2. あの春へ
3. One last time（TOMO solo）

ORβIT公式サイト：https://orbit-official.com/