MORISAKI WIN(森崎ウィン)「人間はみんな孤独だと思う」 どこにも属さず、個のオリジナリティを追求する独自のスタンス

 MORISAKI WIN(森崎ウィン)が、約2年ぶりとなるフルアルバム『BAGGAGE』をリリースした。「Me, Myself and I」「anymore」「Live in the Moment」「My Place, Your Place」などのシングル曲のほか、生バンドのグルーヴと前向きなメッセージが共鳴する「Move out」、海外クリエイターを起用したダンサブルなトラック「Perfect Weekend」、普遍的な愛を歌った英語詞のナンバー「Love won’t die」などを収録。アジアから世界へ発信し続けるエンターテイナー・MORISAKI WINの魅力が詰まった作品に仕上がっている。(森朋之)

(2年の音楽活動で)自分の引き出しも増えたし、視野が広がった

MORISAKI WIN

ーー1stアルバム『Flight』(2021年5月)から約2年のインターバルを経て、2ndアルバム『BAGGAGE』がリリースされます。この2年の音楽活動はいかがでしたか?

MORISAKI WIN(以下、MORISAKI):いろんな経験をさせていただいて、自分自身の成長を感じられることが増えましたね。海外クリエイターとのコラボだったり、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の主題歌を担当させてもらったり。「森崎ウィン、歌ってるんだな」と知ってもらえるきっかけをかなり作れたのかなと。自分の引き出しも増えたし、視野が広がった感覚もありますね。

ーー楽曲制作についてはどうですか?

MORISAKI:ディレクターの方と相談しながら作っているんですけど、R&Bをベースにしつつ、海外で鳴っているようなサウンド感も意識していますね。ミュージカルや映画などにも出させてもらっているので、どうしても(楽曲制作に使える)時間は限られてしまいますが、モノ作りの楽しさを改めて実感した2年間でもありました。

ーー『BAGGAGE』の制作も1曲ずつ作っていきましたか?

MORISAKI:そうですね。デジタルシングルも収録していますけど、それも1曲1曲作ってきたので。表現の幅を見せたいと思っていたわけではないのに、作っていく過程の中で様々なテイストの曲が出来てきて、「それなら、いろんな方向に振り切ってみよう」と発展していきました。それが“BAGGAGE”というタイトルにつながったんですよね。旅のイメージもあったし、いろんな荷物を詰め込んだ作品だなと。

ーーなるほど。MORISAKIさんはアクティブなイメージもありますし、実際に荷造りすることも多いのでは?

MORISAKI:そうなんですけど、意外と旅下手というか、要らないものまで詰め込みがちなんです。思わぬところで「これ持ってきてよかった」ということもあるんですけどね(笑)。

ーーでは、アルバムの新曲について聞かせてください。1曲目の「Move out」は、MORISAKIさんのバンドマスターでもある宮野弦士さんが作曲。

MORISAKI:とにかくポップで、前に進めるような曲にしたいとお願いしました。あと、これまでは打ち込みの楽曲が多かったので、この曲はバンドサウンドにしたかったんですよね。

ーーMORISAKIさん自身、楽器を演奏することも?

MORISAKI:あります。そんなに弾けないですけど、ギターやピアノが好きで。ライブで弾き語りをやったこともあるんですよ。もっと練習したいんですけど、なかなか時間が取れなくて……。楽器を演奏することが癒しになればいいんだけど、やり始めると「ワンフレーズ作ってみようかな」と思っちゃったりするんですよ。夜中まで作って、朝、聴いてみると「なんだこの曲?」みたいな(笑)。

ーー(笑)。「Move out」の歌詞については?

MORISAKI:歌詞に関しては、まさに旅にでるような内容にしたくて。僕自身もキャンプが好きなんですけど、旅先で思わぬアクシデントが起きたり、それを乗り越えるのも楽しいんですよ。

ーー旅というモチーフは、“BAGGAGE”というタイトルにもつながってますね。

MORISAKI:そうですね。「Move out」には“飛び出す”とか“引っ越す”という意味もあるんですが、荷物を持って外に出ていくイメージというか。歌詞の後半では“不安の多い世の中から抜け出そう”という思いを込めていて。平和への願いというと大仰ですけど、争いをなくして、次に進みたいっていう。

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