SixTONES、新曲「ABARERO」は宣戦布告のような楽曲に “アイドル”でありながら挑戦するグループの拡張

 その出自であるジャニーズという枠に縛られることなく、ジャンルレスかつ高い音楽性の楽曲をリリースし続けるSixTONES。楽曲が呼び水となり、様々なジャンルの音楽ファンが新たに流入しては、「ジャニーズにこんなグループあるんだね」と感嘆と共に言わしめてきた。

 そうやって、新曲がリリースされるたびに驚きを与えてきた彼らが今回携えてきたのは、攻撃性全開のHIPHOPチューン「ABARERO」だ。“内なるパワーを解放し、エンターテインメント界を暴れまわるモンスター”という触れ込みの通り、アイドルの一角から音楽シーンに殴り込みをかけてゆくアグレッシブな姿勢が、「ABARERO」というタイトルはもちろん、〈媚びは売らねーMy style〉、〈まだまだかますぜ俺らのやり方で〉、〈Do or die やりたい放題〉と歌詞のどこを切り取ってもあふれ出てくる。それらがヘヴィなビートにのって、緊迫感のある目まぐるしい展開で駆け巡る。「ABARERO」について、MVのメイキングで松村北斗が「『SixTONESってこういう方向性のグループです』って聴かせるための曲」と語っている通り、縦横無尽な活動を続けるSixTONESのスタイルを示す、宣戦布告のような楽曲だ。

SixTONES – ABARERO [YouTube ver.]

 また、ダンスパフォーマンスも「ABARERO」の見どころのひとつ。YouTubeでは3月24日からダンスverのMVも公開されており、背中をかがめ、モンスターがかぎづめで引き裂くかのようなサビの象徴的なサビのダンスを筆頭に、目まぐるしくフォーメーションを変えながら踊るSixTONESを見ることができる。薄暗い駐車場をステージに、あやしげなネオンライトに照らされて浮かび上がる6人のシルエットは、得体のしれない怪物然としたものだ。TikTokでは各メンバーのダンスや、3人ずつで10%、100%、200%の出力で踊り分けた動画も投稿されている。200%の出力で文字通り暴れまくる松村北斗とジェシーをぜひ見てみてほしい。

SixTONES – ABARERO -Dance Performance Only ver.-
@sixtones_sme #ABARERO で10%, 100%, 200% ABAREた🔥🔥🔥 4/12 New Single「ABARERO」Release!! #SixTONES_ABARERO #SixTONES #京本大我 #髙地優吾 #松村北斗 ♬ ABARERO - SixTONES

@sixtones_sme #ABARERO で10%, 100%, 200% ABAREた☄️☄️☄️ 4/12 New Single「ABARERO」 Release!! #SixTONES_ABARERO #SixTONES #ジェシー #森本慎太郎 #田中樹 ♬ ABARERO - SixTONES

 初回盤A、初回盤B、通常盤の三形態でリリースされる『ABARERO』には、洋ロック風の「Hello」、ロックチューン「彗星の空」、エレクトリックなボカロ曲調の「PARODY」、チルな「Drive」と系統の違う新曲がそれぞれ収録されており、全曲ダイジェスト映像「ABARERO nonSTop digeST」を視聴するだけでも、アルバム並みの幅広さを感じることができる。

SixTONES – ABARERO nonSTop digeST

 同じくメイキング内でジェシーも「CD一枚のどれをとってもSixTONEらしさが出てる。シングルでこういう攻め切った形で見せられて、SixTONESならではの音楽ができたのかな」と話しており、カップリング曲も合わせて『ABARERO』は意義深いシングルとなっている。

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