乃木坂46 伊藤理々杏、林瑠奈、清宮レイ……アンダー楽曲「さざ波は戻らない」フォーメーションの注目ポイント

 乃木坂46が3月29日にリリースする32ndシングル『人は夢を二度見る』からアンダー曲「さざ波は戻らない」のMVが公開になった。

伊藤理々杏と林瑠奈のダブルセンター

 センターを務めるのは、伊藤理々杏と林瑠奈。3期生、4期生、5期生のみで構成される本作において、山下美月と久保史緒里がダブルセンターを務める表題曲「人は夢を二度見る」と対になった形とも言えるだろう。伊藤と林はそれぞれ今回がアンダーとしては初のセンターとなる。特に伊藤の場合は、2018年リリースの20thシングルでのアンダー初参加からこれまで何度もフロントポジションを担い、アンダーの歴史と魂を一心に背負ってきた。阪口珠美や佐藤楓、中村麗乃といった本作にも参加している3期生の同期が先立ってアンダーセンターを務めてきたなかで、この乃木坂46の大きな転換点と断言できるシングルのアンダーセンターに満を持して立つということは運命的でもあり、彼女もまたこれからのグループの未来を担っていく存在だという証だ。

乃木坂46『さざ波は戻らない』

 林は、4期生から初めてアンダーセンターを務めるメンバーとなる。2021年リリースの28thシングルよりアンダーに初参加した林は、アンダーライブを重ねるにつれ、みるみるうちにアンダーへの思いを熱く、大きくしていった。その歌唱力とパフォーマンス力、瑞々しい表情の変化は、バナナマン 設楽統も高く評価するほど。昨年9月に開催された『30thSGアンダーライブ』は、卒業を控えた和田まあやが座長を務めたことも相まって、林のアンダーへの溢れんばかりの熱量が一つのピークに達したツアーだった。31stシングル『ここにはないもの』での初選抜を経て、再びアンダーに帰ってくる今作では、どこか落ち着きを取り戻したような、それでいて内なる熱い魂も覗かせる、頼れるアンダーセンターへと躍進している。

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