満島ひかり×三浦大知のコラボは必然だった Folderデビューから各々の道をいく両者の共通点
Folder時代から“和製マイケル・ジャクソン”の呼び声も高かった三浦はダンス&ボーカルシーンの中でいわば王道中の王道といえる存在感を見せており、「EXCITE」(2017年)のヒット以降はお茶の間での認知度も高めていった。その立ち位置に甘んじずに取り組んだ、演劇的要素と映像・音楽ライブを融合させたコンセプチュアルなツアー『球体』(2018年)が高く評価され、より幅広い層から注目を集めるように。既存の枠にとらわれないエンタメを志向する2人の邂逅は、同窓会的なものではなく、ある意味必然だったのではないだろうか。
前置きが長くなったが「eden」は満島が作詞を手掛け、過去に三浦とのコラボ経験もある SOIL&“PIMP”SESSIONSの面々が作曲やアレンジなどのサウンド面をバックアップ。ビジュアル面でも満島が指揮をとり、ジャケット写真を90年代よりファッションカルチャーのクリエイターに多くの影響を与えてきた髙橋恭司、イラストを有園絵瑠と有園絵夢による双子の絵描きユニットHAMADARAKA(ハマダラカ)、アートワークを鹿児島県・奄美大島を拠点にするデザイナーの三井竜太へオファーしたという。
ジャジーな中にも春めくようなポップ感のあるサウンドに韻を多用したリリックと、まるで2人の声が溶け合うようなユニゾン歌唱が続く「eden」は、これまでさまざまなアーティストとのコラボを経験してきた両者のどの作品とも異なるセクシーな魅力をまとった一曲となっている。パリと東京でバラバラに撮影した映像ながら不思議なシンクロ感があるリリックビデオもユニークだが、MVもこれから公開になるとのことで、ともに表現や見せ方の手札の多い2人ゆえ、楽しみは尽きない。
レーベル設立にあたって「プリミティブに、アーティストたちから生まれる純度の高い“反応”を楽しんでゆきたい」とコメントしていた満島。第一弾作品に人類の始祖アダムとイブが暮らしていた楽園の名を冠したのもそうだが、“自由奔放な形式で民族的または叙事的な内容を表現した楽曲”を表すレーベル名もかなり伏線的なネーミングといえる。今後も自由かつ実験的な作品が飛び出しそうで楽しみだが、まずは「eden」で繰り広げられる世界をじっくりと味わってほしい。
※1:https://mantan-web.jp/article/20180309dog00m200046000c.html
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