日本デビューで話題沸騰中のLE SSERAFIM、新世代K-POPを牽引する理由 世界的反響や楽曲&パフォーマンスから考える
2023年1月25日に日本デビューを果たした韓国のガールグループ LE SSERAFIM。メンバーのKIM CHAEWON、SAKURA、HUH YUNJIN、KAZUHA、HONG EUNCHAEは、国際色豊かなルーツを持つ。
2022年5月2日に韓国でデビューしたLE SSERAFIMは、BTS、SEVENTEENなどのグローバルアーティストが所属するレーベルを傘下に置くHYBEとSOURCE MUSICがリリースする初のガールグループである。「世の中の視線に動揺することなく恐れずに前に進む」という意味が込められたグループ名は「I’M FEARLESS(私は恐れない)」というフレーズのアナグラムになっており、ファンクラブの名前もこれにちなんで「FEARNOT(ピオナ)」だ。
1stミニアルバム『FEARLESS』は韓国のアルバム販売量集計サイトのハントチャート基準で初動売上30万枚を突破。リリース当時の女性アイドルのデビューアルバム初週販売記録を更新し、タイトル曲「FEARLESS」は米Billboardチャートに19週連続で名を連ね、韓国の音楽放送番組『ミュージックバンク』(KBS2)、『THE SHOW』(SBS M)などでも 1位を獲得。『Asia Artist Awards』『GOLDEN DISC AWARDS』『第32回ソウル歌謡大賞』など複数のアワードで新人賞を受賞し、アメリカの『TIME』誌が選ぶ「The Best K-POP Songs of 2022」の1曲に選ばれるなど、デビュー早々に世界まで名を轟かせている。
2022年10月17日にリリースされた2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』はハントチャート初動56万枚を超え、タイトル曲「ANTIFRAGILE」はMelOnやGenieといった韓国の主要音源チャートでリアルタイム2位まで上がるなど、前曲以上の反響を受けた。 また、デビュー6カ月ながら、『ANTIFRAGILE』は米BillboardのメインチャートであるBillboard 200で14位にランクイン。K-POPガールグループの中でもデビュー後、最短で同チャートにランクインしたグループとなった。
デビュー前から期待が高まっていた日本では、韓国でのデビュー1カ月で音楽番組に出演。『ANTIFRAGILE』はオリコンのウィークリーチャートで1位になるなど、まだ本格的な日本デビュー前にも関わらずすでに高い人気を証明し、2022年末には『第73回NHK紅白歌合戦』への出演も果たした。さらに日本デビューを目前に控えた2023年1月2日からはLE SSERAFIMをキャンペーンモデルに起用した『SHIBUYA109 × LE SSERAFIM WINTER SALE 2023』『MAGNET by SHIBUYA109 × LE SSERAFIM WINTER SALE 2023』が開催され、LE SSERAFIMのビジュアルがSHIBUYA109各店舗やMAGNET by SHIBUYA109の内外観を彩り、グループ初となるポップアップストアもオープンするなど、日本においても大きな盛り上がりを見せた。
そして1月25日、日本1stシングル『FEARLESS』で満を持しての日本デビュー。「FEARLESS」「Blue Flame」のJapaneseバージョンの他に収録された日本オリジナル曲「Choices」は、東海テレビ・フジテレビ系 土ドラ『三千円の使いかた』の主題歌に採用されている。当シングルは発売初週で約22万枚を売り上げ、オリコンウィークリーチャートで首位を獲得。現在は出荷枚数50万枚を超え、日本レコード協会よりダブル・プラチナ認定されている。