CLASS:y、ファンコンサートで深めたCLIKE:yとの絆 『放課後のときめき』からの成長や新曲「TARGET」の魅力をアピール

CLASS:y、ファンコンサートレポ

 韓国で行われたグローバルガールズオーディション番組『放課後のときめき』から昨年2月に結成されたCLASS:yが、2月22日と23日に大阪・東京でファンコンサートを開催。昨年5月に韓国と日本で同時デビューを果たし、10月にはミニアルバム『Day & Night』での韓国カムバックを経た7人が、2月22日の初の日本オリジナル楽曲「TARGET」のリリースに合わせて来日し、応援するファンとの交流を楽しんだ。今回は、23日に渋谷ストリームホールで行われた東京公演の模様をレポートする。

 彼女たちの登場を待ち侘びる人々が集うフロアのモニターに突如、渋谷の街のような光景が映った。会場の渋谷ストリームホールに狙いを定めるようにスコープが動くと、「CLIKE:y(ファンの名称)、早く会いに行くからね。ちょっと待ってね」という声が。ステージに揃った7人が最初に披露したのは、『TARGET』収録の「ZEALOUS -JP ver.-」。その堂々とした姿には開始早々から熱い拍手と声援が贈られた。続く「SAME SAME DIFFERENT」では、目線を外して大人びた魅力で視線を惹きつけるリウォンや、歌うジミンを楽しそうに見守るヘジュなど、観客を目の前に嬉しそうなメンバーの表情も印象的。昨年6月のファンミーティングで披露した際には日本語バージョンだったが、今回は韓国語バージョンとなり、前回とは異なる表現を見せた。

CLASS:yライブ写真(ジミン)
CLASS:yライブ写真(ソンユ)
CLASS:yライブ写真(チェウォン)
CLASS:yライブ写真(ヒョンソ)
CLASS:yライブ写真(ヘジュ)
CLASS:yライブ写真(ボウン)
CLASS:yライブ写真(リウォン)
20230227-classy-03
20230227-classy-04
20230227-classy-05
20230227-classy-06
20230227-classy-07
20230227-classy-08
20230227-classy-09
previous arrow
next arrow
 
20230227-classy-03
20230227-classy-04
20230227-classy-05
20230227-classy-06
20230227-classy-07
20230227-classy-08
20230227-classy-09
previous arrow
next arrow

 「こんにちは〜CLASS:yです!」と元気いっぱいに登場したメンバーは、「東京のファンに会うのを楽しみに待っていました」「本当に本当に幸せです。夢のようです」と8カ月ぶりの再会に喜びを滲ませた。なんと先日中学校を卒業したばかりのジミンとリウォンは、「CLASS:yとしても、高校生としても、ウォン・ジミンとしても頑張っていきたいです」(ジミン)、「中学校から“脱出”しました。16歳よりもっと成長した17歳のリウォンをお見せできるようにしたいです」(リウォン)と今年の抱負を語る場面も。また、最近日本の曲を聴いているという話題からリウォンが米津玄師の「Lemon」を、アニメが大好きだというソンユが映画『君の名は。』の主題歌「なんでもないや」の1フレーズをアカペラで披露し、磨きがかかる歌声に観客の熱も高まっていく。

CLASS:yライブ写真

 MCのメイン企画は、『放課後のときめき』の裏話を語る「CLASS:y HISTORy」のコーナー。視聴者を惹きつけるためにウインクや投げキスなどでアピールし、顔と名前を覚えてもらう努力をしていたというジミンや、視聴者の視点で自分を見るようにしていたというリウォンのストイックな姿勢が垣間見えた。また、ストレス発散の観点からは「家に帰ったら夜食でデリバリーを取るのが癒し」(チェウォン)、「練習していると糖分が減ってくるのでケーキを一気に食べたことがある」(ボウン)など、フレッシュな彼女たちならではのエピソードも展開。へジュが「どんなに練習が辛くても4年生のお姉さんと一緒に食べる昼食が楽しくて大事な時間だった」と言うと、ヒョンソも「実は4年生の皆は本当に茶目っ気があって面白かったです。何かの番組を見ているようでした」と、思い出話に花が咲いた時間となった。

CLASS:yライブ写真(ジミン・チェウォン・ボウン)
ジミン・チェウォン・ボウン

 結成から1年の記念すべきイベントでもある今回のセットリストは、オーディション当時を懐かしみつつ大きな成長を感じさせるラインナップだ。その皮切りとなったのが、『放課後のときめき』の3、4年生ダンス合同試験でへジュが披露したLittle Mixの「POWER」(CLASS:yバージョン)。同曲を力強くカバーした7人は、その後ユニットに分かれ、当時の課題曲を新鮮な組み合わせで再演した。まずは1、2年生のボーカル審査ステージで披露されたMAMAMOOの「デカルコマニー」を、ボウン・ジミンと当時はライバルとして戦ったチェウォンが3人でパフォーマンス。続けて、セミファイナルの審査曲「COME BACK HOME」(2NE1)を、自作ラップを武器にステージを制したヘジュが、ソンユとともに制作した新たなリリックで魅せた。2人の書いた歌詞からは、この先の未来も着実に歩んでいこうと前を向く彼女たちの意思が汲み取れたのではないだろうか。さらに、ヒョンソとリウォンはTWICEの「Feel Special」を披露。ヒョンソが「同じチームだからこそ楽しく準備ができ、以前より完成度の高いステージが出来上がったと思います」と話した通り、当時は対戦相手だった2人が、審査当時のステージ映像をバックに背中合わせで最後のポーズを決めた姿には、オーディエンスの胸も高鳴ったこと間違いなし。サプライズとなったこれらのユニットステージには、会場が揺れるほどの歓声が溢れた。

 レザーのクールな衣装にチェンジした7人が真っ赤なライトに照らされると、撮影が許可された新曲「TARGET」で観客が一斉にカメラを構え始めた。“ネオレトロガールクラッシュ”をコンセプトに、最新のK-POPと日本の1970年代のサウンドを融合させた、21世紀だからこそリバイバルできる良さが詰まった楽曲となっており、「猫ダンス」や「忍者ポーズ」といった特徴的なダンスでCLASS:yのカリスマ性とかわいらしさの両方が堪能できるのもポイントの1つ。ヒョンソは楽曲について、「最初に聴いた時に盛り上がって楽しい気持ちになったので、愛せる曲になるだろうと思っていました。実際に楽しんでいただけて嬉しいです」とコメントした。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる