JO1 川尻蓮ら、ダンス&ボーカルグループへの転向も VTuber、2.5次元舞台……広がるダンサーの活躍の幅
もちろん、3次元においても道は切り拓かれ続けている。ダンサーがステージに立つ選択肢として、2.5次元などの舞台もある。例えば、PaniCrew・植木豪が演出を手掛ける2.5次元の舞台では毎回多くのダンサーが出演。演者たちに混じってダンスを披露し、そのスキルフルな踊りで観客を魅了している。
こうして選択肢がどんどん増え続けているが、それ故に求められるレベルも上がってきているのは事実だろう。ひと昔前であれば、アイドルのダンスはシンプルな手振りのみということも珍しくなかったが、昨今ではダンサー出身者や長年ダンス経験を積んできたメンバーが増えているため、いわゆる“ダンサー的なダンス”が踊れることが大前提になりつつある。そこにプラスしてアーティストとしての表現力が求められるのだ。その進化についていくのは当事者たちにとっては大変なことだろう。だが、こうしてダンスシーンが盛り上がることで、さらに日本のエンターテインメントのレベルが底上げされていくはずだ。
ここ数年、著名なダンサーが「後輩を育てたい」、「後輩のために道を切り拓きたい」と語っているのを目にすることも少なくない。それを新たなムーブメントと捉えると、さらにダンサーたちの選択肢が広がっていくのかもしれない。可能性は無限大と言えるだろう。
初音ミク、キズナアイ、『アイドリッシュセブン』……モーションアクターの仕事とは? 奥山敬人&荒木結花が語り合う
アニメ作品やVTuberなど、今や二次元コンテンツに欠かせないのが、モーションキャプチャーで動きを記録するためにダンスや演技を行…
嵐ら手がける梨本威温、ハイブリッドな感覚から生まれる親しみやすい振付 ダンスの重要性に変化も
J-POPにおけるダンスや振付の重要性が注目されている昨今、アイドルやアーティストを“踊らせる”というよりもその作品やアーティス…