つばきファクトリー、変化していくグループの中で見つけたものとは? 浅倉樹々から継承されるプロ意識

――そんな中、次のシングルとしてリリースした「アドレナリン・ダメ」はMVの再生数が300万回を超える(2月9日現在)ヒットチューンになりました。

つばきファクトリー『アドレナリン・ダメ』Promotion Edit

河西:「アドレナリン・ダメ」は初めて聴いたときに、「な、なんだこの曲は!?」と思いました(笑)。題名からしてすごくキャッチーですし、曲を聴いたらタイトルからは想像できないようなアップテンポな楽曲で。私はかっこいい曲も好きだったので、こういう曲をこれからつばきファクトリーが歌っていくんだって思ったらすごく嬉しい気持ちになりましたし、もっともっといろんな私たちを見ていただけるチャンスになるんじゃないかなっていう嬉しさがありました。

八木栞

八木:私は、元々つばきファクトリーの「マサユメ」がすごく好きだったのですが、その曲と「アドレナリン・ダメ」は同じ作詞・作曲・編曲の方々が担当してくださってるのが嬉しかったです(作詞:児玉雨子、作曲:中島卓偉、編曲:炭竃智弘)。最初に話を聞いた時は「マサユメ」みたいなすごく盛り上がる曲になるのかなぁってウキウキしてました。「マサユメ」は8人時代の曲なので私たち4人はソロパートがなかったんですよ。だから「アドレナリン・ダメ」では私にもソロパートが来るのかなって楽しみにしてたんですけど、〈アドレナリン〉、〈オキシトシン〉とか、ホルモンの名前を歌うパートで……(笑)。

一同:(笑)。

福田:真面目に言われると笑っちゃうね。

河西:確かにホルモンの名前だね(笑)。

八木:でも、ただ〈オキシトシン〉、〈アドレナリン〉って歌うだけじゃなくて、作曲の中島卓偉さんらしく、ちょっとロック風にしたり、母音の発声や歌い方を変えてみたり、工夫するのがすごく楽しかった記憶があります。

豫風:私は、ミュージックビデオの撮影や、レコーディングの時にディレクターさんから、もっと盛り上がって! という指示をいただいて、こんなに自由にやって良いんだ! と嬉しかったです。

「間違いじゃない  泣いたりしない」はMVと合わせることで深く理解できる(豫風)

――そして、今回リリースする『間違いじゃない  泣いたりしない/スキップ・スキップ・スキップ/君と僕の絆 feat.KIKI』はそれぞれカラーが異なる楽曲です。「間違いじゃない  泣いたりしない」も歌詞は前向きですが、トラックはどこか切なくて、以前の“つばきファクトリーらしさ”を感じました。

つばきファクトリー『間違いじゃない 泣いたりしない』Promotion Edit

福田:「間違いじゃない  泣いたりしない」を初めて聴いた時は、一つの映画を観終わったような満足感があるなと思いました。タイトル通り、過去の経験や今までやってきたことは間違いじゃなくて、これから次のステップに進むための大事な経験なんだよっていう強いメッセージが込められていて。歌詞をそのまま読むと失恋して、もう一回立ち直って次の恋愛に進む楽曲にも捉えられると思うんですけど、それだけじゃないと思うんです。恋愛に限らず、何かを決断したことがある人には共感できるような楽曲になってると思います。つばきファクトリーは恋愛の楽曲のイメージが強いかもしれないんですけど、この楽曲は色々な見方ができるなって思いました。

河西:「間違いじゃない  泣いたりしない」は一曲の中でもストーリー性があって、聴いていてすごく切ない気持ちになるところもあれば、サビでは〈間違いじゃない〉〈泣いたりしない〉っていう歌詞の通り前向きな気持ちになれたり、本当にいろんな感情になれる曲だなと。MVでのメンバー一人ひとりの表情もこれまでなかったようなものになっているので、多くの方に届いたらいいなって思います。

豫風:この楽曲は歌詞とMVの展開がリンクしているから、楽曲を聴いてるだけでは伝わらなかったこともMVと合わせて見ることで深く理解できるようになっています。

八木:このMVはどのメンバーも表情がよく映っているなと思っていて。これまでのMVもすべて自信を持ってお見せできますけど、このMVは特に色々な方に観ていただきたいなと思っています。

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