NATURE、自然体な魅力と中毒性の高い楽曲で人気・実力ともにステップアップ 「目指すは1位」今後に向けた野望も語る

 自然体の魅力とハイクオリティなパフォーマンスでK-POPシーンに新風を吹き込むガールズグループ・NATUREの2022年は、人気と実力ともにステップアップの年になった。昨年1月にリリースした「RICA RICA」でファン層が一気に広がり、続く「LIMBO!」も国内外で話題に。日本での活動も再び活発になり、先日は東京・新宿で『NATURE JAPAN LIVE 2022 NATURE WORLD : LET'S DO THE “LIMBO!”』と題した長期公演(11月29日〜12月27日)を行い、各種イベントにも引っ張りだこ。そんな忙しくも充実した日々を送る彼女たちに、現在の心境やこれからのことなどを存分に語ってもらった。(まつもとたくお)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】

「RICA RICA」「LIMBO!」話題曲も NATUREのセールスポイントは?

セボム

――デビューしてから4年半近くが経ちました。活動を始めた頃の自分たちと比べて変わった、逆に変わらなかったところってありますか?

セボム:変わったのは単純に生活の習慣やリズムですね。変わっていないことと言えば、メンバーのハイテンション……。

ハル:うん、それは変わらないですね。ステージに立っているときは、みんなのテンションが特に高くて楽しんでいる雰囲気もある。いいなって思います。

――昨年出した「RICA RICA」の歌とダンスで吹っ切れて、さらにテンションが上がったのもあるのでしょうか?

ハル:はい。あの曲でめちゃくちゃ吹っ切れました!

――「RICA RICA」では足を使った難易度の高いダンスが注目を集めましたね。最初にこの曲はどうかと言われたときはどんな気持ちでしたか?

オーロラ:驚きすぎて、あごが外れそうになりました(笑)。

オーロラ

――相当難しいと思ったということですね。

オーロラ:はい。初めてパフォーマンス映像を観たときは、「本当にこれやるんですか!?」って、ずっと言っていたんですよ。

ハル:やりたい、やりたくないとかの前に、人間ができる動きではないんじゃないかって思ったんです(笑)。

ロハ:他の国のダンスを参考にした振り付けだったので非常に気を遣いました。なぜなら、もし私たちがきちんと踊れなかったら、その国の人たちに対して失礼になってしまう。そんな思いから完璧に仕上げなければいけないと、ものすごく努力をしたんです。

NATURE (네이처) - RICA RICA MV

――続いてヒットした「LIMBO!」ですが、タイトルの通り、リンボーダンスを取り入れていますね。それをユーモラスにではなくクールかつシャープにこなしているのがすごいと思いました。

ユチェ:最初は笑いをこらえながらやっていたんですけれども、回数を重ねていくうちにだんだん慣れてきましたね。

ソヒ:それがプロです(笑)。

――踊りで苦労したところはどこですか?

ハル:とにかく腰ですね、腰。

セボム:腰がちょっと痛い。

ハル:「RICA RICA」は足が痛くなって、「LIMBO!」は腰が痛くなるほど大変でした(笑)。

――SNSなどでの評判はどうでしたか?

ハル:仕事で行った大阪の道頓堀で「LIMBO!」を踊った様子を公開したんですけど、「そんな場所でするな」みたいな書き込みがありました。「道頓堀ンボリンボするな」って(笑)。

ソヒ:それは逆に喜んでるんじゃないの(笑)?

ユチェ:ネット上の書き込みに関しては、「まあ、こういうのもあるかも」と笑いながら楽しく見ていますね。

NATURE(네이처) - "LIMBO! (넘어와)" M/V

――そのような前向きな感じもみなさんのセールスポイントですが、音楽的には安定感のあるボーカル&ハーモニーや一糸乱れぬダンスなども魅力的に映ります。何事も自然体でやっているのがいいところだと思うんですけど、ご自身たちから見たグループのセールスポイントってなんだと思いますか?

ソヒ:ありがとうございます。おっしゃってくださったすべてです(笑)。

ハル:人間味のある自然体のグループだなって、いつも実感しています。良い意味でアイドルらしくないし、ちょっと芸人さんのような面白さもある。そこが大好きですね。

ハル

――2022年は日本での活動も目立ちました。

ソヒ:そうですね。8月に2週間ほど来ていましたし……。

ハル:年末は1カ月間滞在しました。

――11月末から12月末まで東京・新宿で単独公演を行いましたね。今回の長期滞在はいかがでしたか?

ソヒ:前回来日したときよりも今回はちょっと余裕があったので、それぞれがいろいろな場所に行ったんですよ。だからやりたいこともたくさん体験できました。

チェビン:私はタクシーに乗ったときに日韓の違いを知りました。日本のタクシーって走行距離で運賃を計算するじゃないですか。韓国は車両が止まっているときも料金が発生するんですよ。だからビックリしましたね。

――チェビンさん、ひとりで乗れるんですか?

チェビン:はい!

ハル:私、彼女がひとりでそんな体験をしていたなんて知らなかったです(笑)。

――ご飯も別々に食べたりする場合もあったのでしょうか?

セボム:この間、居酒屋にひとりで行ったんです。突き出しのトウモロコシ揚げがとてもめずらしかった。あとホヤのバター和えを食べたのも貴重な体験でした。

“LEAF”に向けた楽曲「Rainbow」を日本のファンの前でも披露

ユチェ

――昨年秋に発表したミニアルバム『THE 3rd MINI ALBUM NATURE WORLD : CODE W』ですが、リードトラック「LIMBO!」以外の収録曲について教えていただけますか。

チェビン:「I'm Done」がお薦めです。幻想的なシンセサイザーのサウンドが魅力的な、“トロピカルハウス”というジャンルに入るサウンドなのですが、私たちのイメージにぴったり合っているんです。

ハル:リードトラック候補にもなった曲なんですよ。是非聴いてください。

――ノリがいい曲ですよね。個人的にはLEAF(公式ファンクラブの名称)のみなさんのために作った美しいバラード「Rainbow」が、心に沁みました。

セボム:(「遠く離れていてもお互いの心の中に光る私たちは」と歌う部分のフレーズを口ずさみながら)今のところを絶対聴いてほしいです!

――ちなみにこの曲は今回の来日公演でも披露されましたか?

全員:はい!

ソヒ:(日本語で)初めて!

セボム:(日本語で)歌って楽しかった!  そうです、そうです。今回のライブで、うん(笑)。

――日本のファンの反応はいかがでした?

ユチェ:反応は良かったと思います。他の曲では、ここでこういう掛け声を出すというのが決まっているときは、しっかりやってくださいますし、本当にありがたいです。

ハル:そうなんです。みんな覚えてくださっていて。

ユチェ:(日本語で)本当にそういう感じです(笑)。

――「LIMBO!」を歌っているとき、ファンのみなさんはどうしているんですか? 〈Limbo, limbo, limbo〉と一緒に激しく踊ったりするんですか?

全員:あははは(笑)。

ソヒ:LEAFのみなさんはそこまではやらないです(笑)。リズムに乗って聴いてくださっていますね。

――ミニアルバムの話に戻りますが、「You Right」についてはどうですか?

ロハ:曲名は韓国語で「認定」を意味するんですが、この言葉が韓国ですごく流行っているんです。ミレニアル世代・Z世代というのでしょうか、そのあたりの人たちが使い出したんです。

ハル:例えば「お腹空いてない? あのお店で食べない?」「認定!」みたいな感じに使うんです。

ロハ:この曲自体はとにかく楽しんで、軽い気持ちで聴ける曲ですね。

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