大橋トリオ、上白石萌音らとのコラボにある互いへのリスペクト アーティストの魅力を引き出すソングライティングの手腕

 本日1月5日、『スッキリ』(日本テレビ系)に、大橋トリオと上白石萌音が生出演し、両者のコラボレーション楽曲「ミルクとシュガー duet with 上白石萌音」を披露した。

 「ミルクとシュガー duet with 上白石萌音」は、2021年3月にリリースされた大橋トリオのアルバム『NEW WORLD』に収録された楽曲。両者のコラボレーションはこの楽曲が2度目であり、2020年にリリースされた上白石の初のオリジナルフルアルバム『note』には、大橋が制作した「Little Birds」が収録されていた。上白石は、高校時代から大橋の音楽を大切に聴き込み続けていて、スタッフに背中を押される形で思い切って大橋へ楽曲制作を依頼、そして生まれたのが「Little Birds」である。大橋が得意とする多彩なアコースティックサウンドが緻密に絡み合う温かなバラードで、上白石のイノセントな透明感を誇る歌声が非常にマッチしている。同曲は、上白石の初のフルアルバムのクライマックスパートを担う大切なピースとなった(なお、大橋は上白石サイドからのオファーを受けた後に初めて彼女の歌声を聴き、そのシンガーとしてのポテンシャルに感銘を受け、すぐさま同曲を含む2曲を制作した、という裏エピソードもある)。

 そして、本日『スッキリ』で披露された「ミルクとシュガー duet with 上白石萌音」は、大橋から上白石へのオファーを通して実現した2度目のコラボ楽曲。より深まったお互いへの理解とリスペクトに基づく美しいミディアムバラードとなっている。2人のデュエットを存分に堪能できる作りになっていて、2人の歌声がオクターブで重なったり、ハモったりを繰り返しながら、ロマンチックな恋模様を立体的に描いていく展開にグッと惹き込まれる。前回のコラボ以降、上白石はシンガーとして大きな成長を見せており、フレッシュさよりもシックさを際立たせた今回の楽曲を見事に歌い上げてみせた。そして、コラボレーション相手のシンガーとしての特性や現在地を正確に見極めた上で、相手の魅力を最大限に引き出し、新しい扉を開く楽曲を制作してみせる大橋のソングライティングの手腕は、やはりあまりにも見事だ。

大橋トリオ / ミルクとシュガー duet with 上白石萌音 (Music Video)

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