守屋麗奈、初センター抜擢までに磨いてきたユニークな武器 櫻坂46の新たな姿を担うダイナミックなステージング

 櫻坂46が2023年2月15日に発売する5thシングルのフォーメーションを発表した。各メンバーのポジションは以下の通り。

後列:武元唯衣・松田里奈・土生瑞穂・増本綺良・井上梨名
中列:山﨑天・大園玲・森田ひかる・田村保乃・藤吉夏鈴
前列:小林由依・守屋麗奈(センター)・小池美波

 今回選ばれたのは13名。前回のシングル曲「五月雨よ」から枠が2名減っているが、菅井友香や渡邉理佐の卒業でグループ全体のメンバー数も減っているため、選抜の競争率自体はほぼ横ばい。センターには二期生の守屋麗奈が抜擢された。前列はその守屋を先輩2人が支えるようにして立つ。また守屋と同時期に加入した大園玲が中列へアップ。後列が5名に縮まったなかで増本綺良が初選抜入りとなった。守屋、大園、増本という2020年加入組のメンバーたちが大健闘した結果と言える。

 なかでも本稿では、初センターを務める守屋麗奈に注目したい。

人を惹きつけるキャラクターとメディア出演で人気に拍車

 ここ最近のメディア出演の増加に加え、パフォーマンス面での成長も目覚ましく、次期センター候補として期待されていた守屋。なので彼女がセンターに選ばれたことには納得の声も多い。

 しかし、守屋がこのセンターというポジションを獲得するに至る道のりは簡単なものではなかった。もともと加入した当初はあまり目立たないタイプで、実際に1stシングル曲「Nobody's fault」の選抜には漏れている。そんな守屋が頭角を現し始めたのは“ぶりっ子キャラ”を確立してからのこと。今ではメンバーが守屋になりきるゲーム「れなぁごっこ」がグループ内で流行るほど定着し、冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)でもよくそのキャラクターが発揮されている。

 また、守屋のもう一つの武器が“おバカキャラ”だ。番組で行った学力テストやクイズコーナーで珍回答を連発し、何度も爆笑を呼んできた。さらに最近になって露呈し始めているのがその独特の絵心、つまり“画伯”な一面である。守屋の描くイラストには不思議な脱力感があり、ゆるキャラ風の特徴的なタッチが毎回笑いを生んでいる。

 こうした人を惹きつける人柄が評価されたのか、昨年より朝の情報番組『ラヴィット!』(TBS系)に出演するようになるとその人気に拍車がかかり、その他のメディア出演も増加。今年は初のソロ写真集『笑顔のグー、チョキ、パー』(竹書房)を発売し、今もその快進撃が続いている。

関連記事