小坂菜緒&金村美玖、20歳迎えてさらなる躍進へ 支え合いながら日向坂46を牽引する“なおみく”コンビの絆

 日向坂46の小坂菜緒と金村美玖が、12月18日に東京・有明アリーナで開催されたワンマンライブ『ひなくり2022』の直前にグループの公式Twitterに登場。ユーモアあふれる掛け合いを繰り広げ、おひさま(ファンの総称)を喜ばせたが、本稿では今年20歳を迎えた“なおみくコンビ”の2022年の活躍を振り返ってみたい。

 今年3月、ついに“約束の彼の地”東京ドームの舞台に立った日向坂46。直前には体調不良を理由に活動を休止していた小坂が活動を再開させたが、ドームのステージに立つ小坂の姿を見て、涙したファンもいたのではないだろうか。一方、小坂、金村と同じ二期生として活躍してきた渡邉美穂が、6月にリリースされた7枚目シングル『僕なんか』の活動をもってグループから卒業することを発表。先述の『ひなくり2022』では、同じく二期生・宮田愛萌の卒業スピーチも行われ、少しずつグループの体制が変化しているタイミングだ。

 そんな中で金村は今年、グループの中で存在感をより強めていた。2020年10月にファッション雑誌『bis』(光文社)のレギュラーモデルに抜擢され、2021年10月には6枚目のシングル曲「ってか」でセンターを務めた彼女だが、個人としてもグループ活動としても大事な役割を積み重ねてきた経験値が、2022年になって確かなものになったように感じる。

日向坂46『ってか』

 やはり大きなトピックとしては12月20日に発売された1st写真集『羅針盤』(光文社)があげられるだろう。9月10日に20歳の誕生日を迎えた金村だが、写真集の撮影は、19歳の秋から初夏にかけ、北海道、京都、和歌山、鹿児島の4道府県で行われたという。まさに大人へと成長していく金村の魅力が余すことなく詰まった1冊となっている。この写真集をきっかけに、ますますファンの規模を拡大させていくことだろう。

 金村がセンターを経験し、写真集を発売したことで、小坂とより近い目線で話ができるようになるのではないだろうか。一足先にセンターを経験し、写真集も発売していた小坂は、グループの活動に迫ったドキュメンタリー映画『希望と絶望』の中で“孤独感”と戦っていた。“同じ”とは言わないまでも、近い経験をした同期の存在がより頼もしく感じることだろう。

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