WARPs ROOTS、ボーカル&ダンスで示した“次世代ボーイズグループ”の煌めき ライブ終演直後メンバーインタビューも

 KAITO、TAKERU、SOUMA 終演後インタビュー

ーー今回で4度目になりますが、グループ・個人として成長している部分を教えてください。

SOUMA:僕は2回目のライブから参加していますが、全体のパフォーマンス力やファンサ力はかなり上がっていると思います。個人としては前の人が歌っていたステージの雰囲気やニュアンスを真似しつつ、声量のバランスを合わせるなどして自分の色を調和していけるようになったのが成長ですかね。

KAITO:『WARPs DIG』Season2の合宿の時に「成長が止まっている」と言われてから、自分がソロで踊っていないところでも「俺を見ろ」という前のめりな気持ちが強くなりました。全体では経験を経たことで表情が柔らかくなってきて、遊び心や個性の幅が広がったと思います。

ーー今回のライブで良かった点と改善点を教えてください。

TAKERU:マイクパフォーマンスが初だったので、少し位置がズレるだけで声が入らないのがとても難しいです。日々の練習からマイクを取り入れていきたいです。

KAITO:見てくれている人を置き去りにしないことを目標にしました。改善点は、個でやりすぎず、グループだからこその良さをもっと見せないといけないなと思います。

ーーライブはファンと会える場所でもありますが、皆さんにとって「ファン」はどういった存在ですか?

KAITO:口にする恥ずかしさもありますが、僕の中では「頑張る理由」です。「パフォーマンスしたい」という思いの根底にあるのは、届けたい気持ち。聴いてくれる人がいなかったら成り立たないし、自己満足でパフォーマンスしていたら目的が変わります。応援してくれる皆さんが、見たい、聴きたい、世界観に入りたいと思ってくださるからこそ、僕らも自分たちのイメージが伝わるようにしたい、もっとかっこよくなりたいと思えます。

TAKERU:僕にとっても「頑張れる理由」です。Twitterでファンの方がライブの感想や日常のことを書いてくれていて、それがメンバー同士の会話にもなっています。ファンの皆さんがいてくれると日常がキラキラするし、元気を貰って頑張れるし、皆さんが与えてくれる勇気を自分たちも返していかないと、と思います。

SOUMA:(二人に先に良いことを言われてしまい、大袈裟に悩むフリ)

KAITO:そういうの、記事で描きにくいから(笑)。

SOUMA:うーん(笑)。そうですね……ファンの皆さんは「生きがい」ですね。このライブ会場に来てくれることが練習のしがいになりますし、表現の幅を増やしていくことができます。本当に色々とお世話になっているので……。

ーー「WARPs ROOTS」のライブの魅力はどんなところだと思いますか?

TAKERU:“ROOTS”は自由ですごく変な人たちなので……パフォーマンスはかっこいいけど、MCはゆるゆるになるギャップが魅力だと思います。

KAITO:それが言いたくてずっとうずうずしていたの? 喋りのスキルを無くそうかな、俺(笑)。

SOUMA:(KAITOくんが)一人いないと多分一気に崩れますよ(笑)。

KAITO:僕が思う魅力は、引き出しの多さと吸収しようとする貪欲さです。ダンスでも多彩なジャンルを持っていて、一人で歌い切る人やダンス&ボーカルの経験者、喋りやファッションなど、“ROOTS”の元になっている個性をみんなしっかり持っています。貪欲さは、強みを持っている人から何かしら奪おう、自分のものにして吸収しようと思う人が多いこと。それができればオールマイティーな人しかいないグループになると思います。

ーー最後に、WARPs ROOTSのメンバーとして、今後どんなことを頑張っていきたいですか?

SOUMA:デビュー前でも、誰にも負けないような圧倒的なスキルは持っていたいです。ダンスでは試したことのないジャンルにも挑戦して、スキルを底上げしていきたい。歌は聴いているお客さんを泣かせるくらいの歌唱力が持てるように、トレーナーのアドバイスと自分の揺るがない部分を両方取り入れながら練習したいと思います。

TAKERU:喋りがふわふわしてしまうので、しっかりとコメントができるようになりたいです。ダンスはDリーガー(『D.LEAGUE』参加者)の人たちよりも上手くなってやろうかなって。ダンスに詳しくない人が見ても「この子上手いね!」と言われるような実力を身につけたいですし、ボーカルに関してはまだまだ足りないので、メインボーカルを狙う気持ちでやっていきたいなと思っています!

KAITO:全員が化け物になるべきだと思っています。以前三浦大知さんのライブに行った時に、聴いたことのない曲でもパフォーマンスに圧倒されて気づいたら泣いていたことがあったんです。人は本当にすごいものを見た時にはっとなるし、声を出すのも忘れて引き込まれますが、世界を目指すならそれを表現しないといけない。そういうパフォーマンスができるよう日頃から意識して、自分の理想像を見据えながら頑張らなきゃなと思いました。

 誰がセンターに来ても締まり、どの組み合わせでもエンターテインメントが生まれる。「WARPs ROOTS」はまさに無限の可能性を秘めた集団だ。実際に見れば必ずファンになる魅力、多くの人に知られるべき実力が彼らにはあると、筆者はこの日強く感じた。今からでも全く遅くはない。来年のデビューメンバー決定に向けてさらに加速していく彼らの動きに、ぜひ注目して欲しい。

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