TWICEの再契約、少女時代やKARA、2NE1の復活も K-POPガールズグループ2022年重要トピックスを整理
12月も中旬を過ぎ、2022年も残すところあとわずかとなった。今年のK-POPシーンも様々なトピックスで盛り上がりを見せたが、2022年を語る上で欠かせないキーワードに「ガールズグループ」があるのではないだろうか。 そこで本稿では、2022年のK-POPガールズグループに関する注目トピックスを振り返りたいと思う。
TWICE、ジンクスを乗り越え再契約&2年ぶり来日公演
今年のトピックスとしてまず取り上げたいのが、TWICEの契約更新だ。2022年にデビュー7周年を迎えたTWICEは、7月にメンバー全員がJYPエンターテインメントとの再契約を完了したと発表。SNS等では世界中からファンの喜びの声が寄せられた。
TWICEの契約更新にこれだけの関心が集まる背景には、韓国の芸能界特有の事情がある。韓国では公正取引委員会によって芸能事務所とアイドルグループの契約期間は最大7年と決められており、これまではその期間を終えると解散となるグループも多かった。そのため、TWICEも2022年に何らかの発表があるはずだと、その進退に多くのファンから関心が寄せられていたのだ。
そんなTWICEは2022年に日本デビュー5周年も迎えた。7月27日にリリースされたJAPAN 4thアルバム『Celebrate』は、Billboard JAPANの集計によると初動3日間で10万枚以上をセールス(※1)。2021年末から行っているワールドツアーの一環として約2年ぶりの来日も実現し、4月23日~25日に行われた東京ドーム公演は全日程がソールドアウトとなった。10月には国内で対面のファンミーティングが行われたほか、年末には『第73回NHK紅白歌合戦』への4回目の出場も控えている。コロナ禍でファンと長らく直接交流ができなかったTWICEは今後、日本での活動も再び活発化していきそうだ。
少女時代、KARA、2NE1……レジェンドグループの復活相次ぐ
2022年のK-POPシーンで外せないのが、少女時代の5年ぶりカムバックやKARA、2NE1の復活だろう。3グループともに今ではレジェンドと言えるグループ。現在のガールズグループシーンの礎をつくり上げてきたと言っても過言ではない。彼女たちの復活は、ファン以外にも大きな反響を呼んだ。
少女時代は一部メンバーが所属事務所を退所してから、5年ぶりのカムバック。デビュー15周年となる2022年8月にアルバム『FOREVER1』をリリースすると、世界31カ国・地域でiTunesトップアルバムチャート1位を獲得した(※2)。
少女時代と同じく、KARAもデビュー15周年の節目に復活。韓国では11月29日に『MOVE AGAIN』、日本では12月21日にその日本盤としてアルバム『MOVE AGAIN – KARA 15TH ANNIVERSARY ALBUM』をリリースする。KARAはメンバーに変化の生じているグループだが、今回の活動では最終メンバーのギュリ、スンヨン、ヨンジに加え、2014年に脱退したニコルとジヨンも再集結。メンバー構成も含めて、再始動後の活動に注目が集まっている。
また、2016年に解散を電撃発表した2NE1も、『コーチェラ・フェスティバル2022』の舞台でサプライズ復活を果たした。『コーチェラ』では代表曲「I AM THE BEST」を披露し、ステージは大盛況に。DARAが韓国のバラエティ番組で語ったところによると、実はこの復活は真の意味での“サプライズ”だったそう。現在はそれぞれの事務所でソロ活動を行うメンバーが、マネージャーにも完全に秘密にして『コーチェラ』出演の準備をしていたというから驚きだ(※3)。