BUDDiiSがファンに届けたたくさんの愛と一体感 パワフルに駆け抜けた初の冬ワンマンレポ
落ち着いた雰囲気から盛り上げる「CLICK ME」に、ポップで思わず体が動いてしまう「ALIEN BOY」が続く。表情と楽しそうな雰囲気で目立っていたのはHARUKI。どの曲でも表情やダンスで曲のイメージを伝えていたHARUKIだったが、この曲で見せた笑顔には多くの観客がときめいただろう。
「The One」のイントロが流れると、楽しそうな寸劇を挟んで登場したのは衣装を替えた10人。先ほどまでのカラフルで個性豊かなものとは違い、統一感のある衣装でまた違った魅力をみせる。曲中ではMORRIEがコロコロと変わる表情で楽しませてくれる。そしてSEIYAの「みんなに言いたいことがあります……俺だけ見てろよ」というセリフ。客席の喜ぶ表情に本人も照れているようだったが、周りのメンバーは一瞬それ以上にニヤッとしていた。
そして「ALRIGHT」では、客席にジャンプと手拍子を煽るメンバーたち。しっかりと「2階、3階は無理しないでね」「気をつけてね」と声をかけるところにもファンへの愛を感じる。サビ前でファンも一緒にかがんでジャンプしたり、振り付けに合わせて手をぐるぐるしたりしていたのはとても楽しそうで、思わず体が動いた。会場が嘘ではなくジャンプに合わせて振動していて、10人とファンの一体感が伝わってきた。
KEVINの爽やかな歌声、そしてFUMIYAのシンギングラップが魅力的な「ENCHANT」を経て、「OZ」へ。〈長い旅路をたどって〉のSHOOTの声が透き通っていてきれいで、そこに続くTAKUYAの声も落ち着いていて魅力的。メンバーが少しずつ紡いでいくパートにも嬉しい気持ちになる。ここまで全員で作ってきたBUDDiiSに想いを馳せたくなるような曲だ。
本編最後の曲となったのは12月5日に配信リリースされた「her+art」。冬に聴きたくなるしっとりと切なげなイメージだ。それでいてサビには低音のサウンドが入っていて重厚感もあり、ボーカルの透明感のあるハイトーンにマッチしているという、曲の作りにまで感激させられる。それぞれのダンスにも感情がこもっていて、切なげな表情や振り付けもしっかりと映えるパフォーマンスに仕上がっていた。
アンコールではTシャツに着替えた10人が、疲れを感じさせることなく「SM:)LE」「Beautiful」「Brighter」の3曲を披露。エンディングのMCでは、MORRIEが今回初パフォーマンスとなった「her+art」で涙を流したと告白。KEVINもグッとくるとコメントしていて、それぞれが真剣に曲と向き合っていることが伝わってきた。
約2時間、ファンとの一体感を大切にしながら最高の雰囲気を作り上げたBUDDiiS。全員がファンが持っている自分のうちわを見つけて反応したりと客席の隅々まで目線を送っていた10人にたくさんの観客が元気をもらった時間になっただろう。何よりも、一緒にいる時間を楽しそうに過ごしていたのが印象的だ。2023年のイベントやライブも、彼らなら必ず楽しい時間にしてくれるはずだ。
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