10-FEET、『THE FIRST SLAM DUNK』ED主題歌がバイラル好調 選手の心境とも重なる、メロウかつ躍動感溢れる展開に

 Spotifyの「Daily Viral Songs (Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの12月7日付のTOP10は以下の通り(※1)。

1位:FIFA Sound「The Official FIFA World Cup Qatar 2022™ Theme」
2位:10-FEET「第ゼロ感」
3位:結束バンド「ギターと孤独と蒼い惑星」
4位:結束バンド「青春コンプレックス」
5位:結束バンド「カラカラ」
6位:Singer's High「ノールス」
7位:Foudeqush、ルドウィグ・ゴランソン「Con La Brisa」
8位:d4vd「Here With Me」
9位:8LOOM「Melody」
10位:8LOOM「君の花になる」

 今週は2位の10-FEET「第ゼロ感」をピックアップする。本曲は12月3日に全国一斉公開となり、現在も大ヒット中の映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング主題歌に起用されており、7日付の「TikTok Weekly Top 20」(※2)でも初登場4位にランクインしている。その『THE FIRST SLAM DUNK』は、原作となるバスケットボール漫画『SLAM DUNK』を手掛けた井上雄彦が脚本・監督まで務め、公開されるまで最小限の情報しか開示されなかったことも注目を集めた。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』予告【2022.12.3 公開】

 そんな中、予告編と並走する形でWeb上で公開されたのが、主人公たちが所属する湘北高校バスケ部のスターティングメンバーの紹介映像である。背番号14、11、10、7、4にちなみ、公開14日前に14番の三井寿、11日前に11番の流川楓……と、順番に公開されていったのだ。この演出には、井上雄彦を筆頭とした制作スタッフの原作に対する愛を感じずにいられない。予告編やメンバー紹介映像などのバックに使われ、スピード感と迫力を聴覚でも印象づけたのが、10-FEET「第ゼロ感」であった。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』CM15秒 試合開始まであと14日【2022.12.3 公開】

 1997年に京都で結成された3ピースバンド 10-FEETは、2001年にデビュー。京都で開催される夏の大型フェス『京都大作戦』を2007年から主催していることでも知られている。最新コラボレーションアルバム『10-feat』では、Dragon Ash、クリープハイプ、ヤバイTシャツ屋さん、岡崎体育、山下康介楽団らとコラボレーションしており、10-FEETのシーンでの存在感を体現している。

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