「乃木坂配信中」100万人達成目前! 梅澤美波&白石麻衣、伊藤理々杏&山下美月……個性際立つ人気コンテンツを量産できる理由
乃木坂46の公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」の登録者数100万人達成が目前に迫っている。「乃木坂配信中」は、2021年5月にスタートした乃木坂46にとって2つ目の公式YouTubeチャンネル。主にMVやライブ動画を中心にアップしているアーティストチャンネルに対して、『乃木坂工事中』(テレビ東京系)放送後の見逃し配信やメンバー個人の企画動画を中心に公開しているのが「乃木坂配信中」である。
グループが明確に登録者数100万人を目標にし始めたのは、今年2月に同チャンネルから配信をし続けた『乃木坂46時間TV』からだ。登録者数が1万人増えるごとにメンバーがコスプレをして登場することを公約に、番組ラストには80万人を突破。そこから10カ月を経て、ようやく登録者数100万人のゴールテープが見えてきた。メンバー、スタッフにとっては悲願と言っていいだろう。
『乃木坂工事中』だけでなく「乃木坂配信中」の番組制作を手がける、ケイマックスの長尾真プロデューサーは、「TVのノウハウを一旦捨ててYouTubeと向き合っている」とその演出術の違いを語っている(『クイック・ジャパン』vol.157 より)。『乃木坂工事中』をはじめとするTV番組ではセットの外側から撮影する客観的な画が基本になるが、YouTubeではパーソナルスペースの“45センチ“が親しみの感じられる距離に。『乃木坂工事中』ではすっかりお馴染みとなったいわゆるテレビ的、あるいはファン向けのテロップやツッコミのスーパーも、なるべく視聴の邪魔にならない情報量の少ない手法となっている。
登録者数100万人を目指す「スペシャルコラボ祭り」の第1弾として公開された梅澤美波の白石麻衣との動画「【スペシャルコラボ祭り】白石・梅澤のコラボキャンプ!【前編】」は、「コラボ動画」「キャンプ」「パーソナルスペース」というYouTubeのカテゴリー内にありながら、ファンにとっては今も変わらない梅澤と白石との関係性が見える、まさにYouTubeとしてお手本のような動画だ。ほろ酔いの白石が“おつまみの女神“として徐々にマネージャー陣をも巻き込んでいく素の姿は、時には「パーソナルスペース」というルールに縛られない面白さも感じさせる。
先述のインタビューで長尾プロデューサーも称賛しているが、梅澤の企画力やトーク術、表情の豊かさは「乃木坂配信中」の動画でも特に光っており、良くも悪くも再生回数が可視化されるYouTubeにおいて、メンバー個人企画で先陣を切った「【ソロキャンプ】うめ流アクアパッツァ&はじめてのコーヒー焙煎」や齋藤飛鳥とチートデイを決行した「【手作り餃子】梅澤美波と齋藤飛鳥のチートデイ!【焼き芋アイス】」はいずれも高い評価と再生回数を叩き出している。