8LOOMメンバー分析 第1回:佐神弾=高橋文哉、強気な姿勢の裏に見える努力の跡 センターの風格でグループを牽引
その弾を演じるのは、若手俳優の中でも人気を博している高橋だ。『仮面ライダーゼロワン』で主演を務めて以降メキメキと頭角を現し、『あざとくて何が悪いの?』(ともにテレビ朝日系)の「インスタライブのあざとい男」でより幅広い層から注目を集めた。結果、2021年からはほぼ毎クールドラマに出演している。それだけでなく映画や情報番組、ラジオ、CMでも活躍を見せて、今や破竹の勢いと言ったところだ。そんな高橋は、自他共に認める負けず嫌い。インタビューで「兄にも負けたくなかったですし、同級生にも負けたくなかった。(中略)だから、悔しいって感じることが人生の中で人より遥かに多いんじゃないかと思います」(※1)と語っているほどで、負けず嫌いなエピソードも少なくない。例えば、「調理実習の実技試験にて総合順位が3位だったことが悔しく、その日から大根を1本剥くという努力を重ねて順位を上げた」というエピソードや、「兄のボーリングのハイスコア210を超えたくて、週に150〜200球投げ続けてハイスコア264を出すまでになった」というエピソードがある。こうした彼のハングリー精神は、8LOOMの活動にも繋がってるようだ。
というのも、高橋は歌もダンスもほぼ未経験。経験があるメンバーとの差を埋めるべく、歌もダンスもこなすボーイズグループを演じるにあたって週5〜6日は練習していた時期もあったそうだ。そして、その結果はしっかりパフォーマンスに出ている。10月15日に開催された『KCON 2022 JAPAN』で8LOOMとして見せた「君の花になる」。他のグループのファンが大勢いる『KCON』のステージは、高橋にとっていきなりの大舞台であったにもかかわらず、センターたる風格を見せていた。歌声も落ち着いており、ダンスも経験者であるメンバーと遜色ないほどの努力の跡がある。それでありながら、どこかフレッシュさが残っているのも好感度につながっていたのではないだろうか。そして、何と言ってもステージ上での演技も素晴らしい。あくまでも「佐神弾」としてパフォーマンスをしていることが伝わってきたと感じた人も多いだろう。その姿は見紛うことなき、ボーイズグループのメンバーであった。
パフォーマンスにおいても、人としても、弾はどんな成長を見せてくれるのだろうか。そして弾を演じる高橋文哉はどこまで人気を獲得していくのか。ドラマとあわせてそうした部分も楽しみたい。
■放送情報
火曜ドラマ『君の花になる』
TBS系にて、 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:本田翼、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝、志田彩良、菊田竜大(ハナコ)、川津明日香、木南晴夏、宮野真守、内田有紀、竹中直人、夏木マリ
脚本:吉田恵里香
プロデューサー:黎景怡、宮﨑真佐子
演出:坪井敏雄、加藤尚樹、宮崎陽平
製作著作:TBS
©︎TBS
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