また菅井は、当初は“お嬢様”なイメージが強かったが、代理センターの経験や初主演を務めた『飛龍伝2020』などの舞台出演を通して、ステージ上でパワフルな姿を見せるようになった。グループのキャプテンとして率先して自らの殻を破ろうと努力していたように思う。

　殻を破ると言えば武元がまさにそうだ。昨年末に髪の色を明るくし、大胆なイメージチェンジを図った武元は、当時の心境について以下のように振り返っている。

「自分のパフォーマンスの見え方とか見せ方をもうちょっと深く考えてみようと思ったときに、髪色ももしかしたらひとつの方法ではあるのかなと思ったんです。でも、私のキャラクター的にもミルクベージュみたいな色にするのって結構な挑戦だった（中略）ちょっと真面目なキャラでもあったので」（『IDOL AND READ 032』より）

　アイドルグループにおいて髪型や髪色は繊細な判断が必要とされるが、彼女はその際にスタッフと相談し、1カ月かけてその決断に踏み切ったという。当時この変化はファンに驚きを与え、武元はそれまで以上に注目を浴びる存在になった。結果的にこの時期から武元のメディア出演は増加し、その快進撃は現在まで続いている。

　ある意味で活動期間中に“変化”を勝ち取った3人と言える今回の三姉妹。来週の後半戦ではどんな三姉妹が生まれるのか注目だ。

※1 https://www.oricon.co.jp/special/60856/