『青春スター』からデビュー果たしたTOP7が初来日公演 日本人メンバー カズタによる伝説の「My House」も

 ABEMA、CHANNEL Aで放送され、「アイドル」「ボーカル」「シンガーソングライター」に分かれてバトルを行うという新たな形と実力ある参加者がファンの心を掴んだ日韓男女グローバルオーディション『青春スター』。同番組からTOP7としてデビューを果たしたメンバーの初来日公演が10月8日、豊洲PITで行われた。

 多くのファンが詰めかけた中、コンサートのトップバッターを飾ったのはシンガーソングライター派(以下シンソン派)のリュ・ジヒョン。ギターの調律をする音が聞こえライトがつくと、バックに流れる花びらの映像がよく似合うジヒョンの姿が。日本語で「あいたかったです、みなさんもあいたかったですか?」と可愛らしく挨拶し、伸びやかで優しい声を響かせた。

リュ・ジヒョン

 
   次に登場したのは同じくシンソン派のキム・ジョンハンとキム・プルム。番組内で披露し注目を集めた「To You」(Seotaiji and Boys)を歌い上げた。タイプの違う声の組み合わせだが不思議とうまく合っており、楽しそうな雰囲気が伝わってきた。

 ジョンハンとここで登場したボーカル派のキム・テヒョンによる「Sleepless rainy night」には、途中からアイドル派からデビューしたグループ・n.SSignのユン・ドハとチョン・ソンユンも参加。4人が集結するとそれまでよりも楽しそうな雰囲気になり、また、ジャンル違いの4人によるステージは今回のコンサートならではだった。

 ボーカル派のペク・ヒヨンはオーディションでも披露した「After This night」(イム・ジェボム)を、番組と同じく緊張を感じさせない堂々とした歌声で響かせた。気持ちよさそうにのびのびと歌ったり、ホイッスルボイスを披露したりとヒヨンらしいステージに。あいさつは可愛らしく、日本に来て公演ができた喜びをにじませていた。

ペク・ヒヨン、ヒョン・シニョン

 そこにボーカル派のヒョン・シニョンが加わり、2人で「You're the bes」(MAMAMOO)のステージへ。番組ではヒヨン含む4人で披露していた曲だったものの、パワフルさをそのままに魅せていた。

 ここでn.SSignのイ・ハンジュン、パク・ヒョン、ヤン・ジュニョク、チャン・ヒウォンが登場。番組内の「Love Shot」の舞台を思い出すような色違いのセットアップルックでビジュアルを見せつけると、「Ko Ko Bop」(EXO)を4人で力強く披露した。

 続くn.SSign・カズタのソロステージは、伝説の「My House」(2PM)。オーディションの中でカズタのスター性をアピールすることとなったこの曲で、今回も腹筋をチラ見せさせつつ、実力を惜しみなく披露した。広い舞台をひとりで使いこなし、歌からパフォーマンスまで完璧なテレビで見ていたカズタの実際のステージに、会場のテンションもぐんと上がった。

 最高の盛り上がりのまま、ここでアイドル派、シンソン派、ボーカル派の全員が舞台に集結。「One Voice」(バリー・マニロウ)と映画『ラ・ラ・ランド』より「Another Day of Sun」を披露し、ジャンルのちがうメンバーたちが歌声を重ね合わせた。ミュージカルのように構成されたステージでは、全員で踊ったりアイドル派のダンスブレイクを楽しんだりと笑顔が弾けていた。

 n.SSignのメンバーたちは、これに続いて「Love Shot」(EXO)「MIROTIC」(東方神起)の情熱的でエネルギッシュなステージへ。ヒョンは番組時よりもさらなるパワーアップを感じさせる表情演技やダンスで、ソンユンは遠くでもわかるしなやかさと歌声で観客を魅了。ハンジュンのラップは完璧なリズム感を輝かせていた。

 「日本に初めて来たのがこのコンサートで、とってもワクワクしています!」とコメントしたキム・プルムは、会場の雰囲気をガラリと変えて自分のものに。披露した2曲のうちの自作曲「黒色、白色」は、なんと日本語での歌唱。引き込まれるギターの音色のような歌声、はじけるサビでの笑顔が印象的な舞台となった。

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