Mega Shinnosuke、ジャンルレスな仲間と生み出した祝祭空間 『ハンサムなDANCE☆SHOW』での熱狂を振り返る

 「くそアチいな」「音楽って最高!」と口にしながら、上昇一方だった灼熱のステージで、思わずメンバーに「大丈夫?」と声をかけるほどの盛り上がりぶり。観客もぐっと腕をつき上げ、また大きく拍手で応える。中盤からのグルーヴィなブロックでたっぷりと踊った後は、早くもラストの曲へ。観客に向けて、改めてこのリリースパーティーに来てくれたことへの感謝や、ゲストのバンドやDJへの感謝を述べると、「これからも音楽ファンでいてください」と続け、最後に歓喜に満ちたフロアに贈ったのは「甲州街道をとばして alternative ver.」。『ハンサムなDANCE』仕様の分厚いバンドサウンドが冴えるオルタナロックで、アンセミックなサウンドに一段と高く観客の拳が上がる。シンガロングこそできないが、高揚感で満ちたフロアは大合唱が聞こえてきそうな一体感があった。

 アンコールでは、「最近はこういうのができてなかったから」と出演バンド、DJ、ダンサーに加えて、Mega Shinnosukeもキャンペーンに起用されたBeats by Dr.Dreのプロモーションで会場に来ていた宇宙人までもステージに上がって、全員で「明日もこの世は回るから」を披露。マイクやギターをリレーして、祝祭感溢れるパーティーとなったのが最高だった。

 ジャンルを超えたセッションや、イベントならではのわちゃわちゃとした楽しみが少なかったコロナ禍。『ハンサムなDANCE☆SHOW』で、イベントの楽しさはもちろん、イベントを通してMega Shinnosukeの音楽的な背景や興味、広がりを体感できたことはファンにとっても大きなものだったと感じる。最後にまたツアーを行なうことを約束し、「必ず会いましょう」という言葉を残して、充実したイベントを締めくくった。

Mega Shinnosuke 公式HP

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