松任谷由実、民放ラジオ特別番組の公開収録に登場 「やさしさに包まれたなら」など生歌で届けた“50周年の愛と感謝”

 続いては、ラジオリスナーから届けられたメッセージを“ユーミンラバー”の斎藤工、上白石萌歌、YOUが朗読するコーナーへ。リクエストされた「DESTINY」「Hello, my friend」「海を見ていた午後」にまつわる興味深いトークも繰り広げられた。朗読を担当した3人からユーミンに向けたメッセージも紹介された。

「いつも僕の活動をキャッチしてくださっていて。クリエイティブな時間のなかで、“ユーミンさんに届くんじゃないか”と希望の光を与えてもらっています」(斎藤)

「ユーミンさんとの出会いは小学生のときに聴いた『ルージュの伝言』。それ以来、言葉と音の魔法にかけられ続けています。私にとっては聖母のような存在。元気、癒しを受け取っています」(上白石)

「恋愛でつらいことがあったときに、『話してごらん。私が曲にしてあげるから』と言われたことも。いつも元気でパワーをくれるし、少女のような可憐なところもあって。日本のKING OF POP、50周年おめでとうございます!」(YOU)

 スペシャル公開録音の最後は、ユーミンの生歌によるパフォーマンス。彼女の音楽監督をつとめる武部聡志(Pf)と2人で、ラジオリスナーからのリクエストによる「最後の春休み」、そして名曲「やさしさに包まれたなら」を披露。目の前の人に歌を手渡すようなステージを目の当たりにした観客のなかには、涙を浮かべる人も。「一生懸命、情景を思い浮かべながら歌いました」という言葉に対し、この日一番大きい拍手が送られた。

 「みなさんのメッセージや朗読、心に沁みました。ラジオパーソナリティをさせてもらっているのも、支えてくれている方々のおかげ。“I love Radio”です」「思い出は人生の豊かさであり、希望。それをこれからも届けていきたいですし、そうなるように頑張ります」という感謝の思いを込めた挨拶で、公開録音は終了した。

 この収録の模様は10月3日〜9日、民放ラジオ99局で特別番組として順次放送。レアなトークと貴重なパフォーマンスをぜひ、ラジオを通して体感してほしい。

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