d4vd、アメリカ出身で話題のシンガーがバイラル好調 現行シーンと80年代UKロックをつなげる“新感覚な歌唱リズム”
他の楽曲を聴くと、多彩な楽曲ごとにボーカルのスタンスの解釈も様々で、サウンドの一部のように置いている曲もあれば、ポエトリーリーディングのような曲もある。ボーカルをメインにした極端にバックトラックの音数が少ないミディアムバラードでは、少し歌声にエフェクトをかけていたりする。このボーカルの扱い方を筆頭に、構成、メロディラインなど、感覚的に自由に曲を作っているのがわかる。
また、自身のTikTokアカウントでリリース音源の別バージョンやリリース前の音源を定期的に投稿。その視聴回数は多いもので9800万回を超えており(9月中旬現在)、d4vdの次なるアクションに対する注目度の高さが証明されている。また、定期的に投稿を続けるところに、曲作りに対するモチベーションの高さと持続性がわかるのも、今後を期待する上では欠かせない事実だ。
Spotify USバイラルチャートでも1位となった「Romantic Homicide」は、世界的なヒット曲になりつつある。前述した音楽性の幅広さもあり、次なる新曲が最も気になるアーティストと言えるだろう。
※1:https://www.universal-music.co.jp/d4vd/biography/
※2:https://www.billboard.com/music/chart-beat/hot-100-first-timers-d4vd-romantic-homicide-1235138067/