Sexy Zone、ドラマ主題歌収録シングルがチャート首位 従来の楽曲スタイルと異なる表情見せる一枚に
また「惑星」は、NHK『みんなのうた』2022年8月〜9月のために書き下ろされた曲。人と人の関係を惑星になぞらえたラブソングで、彼ららしい豪華なサウンドが広がるポップスである。制作には川口進(作曲・編曲)、MiNE(作詞・作曲)、Atsushi Shimada(作曲・編曲)、金井政人(作詞)、兼松衆(ストリングス・ブラスアレンジ)といったSexy Zoneにゆかりの深いクリエイター陣が参加。ジャニーズの王道ポップスを高らかに歌いあげる彼らの歌声は必聴だ。
通常盤のラストに収録されている「See you again」は全編英詞で、80年代のThe Policeあたりを彷彿とさせる洋楽然としたサウンドを現代仕様にアップデートしたポップス。どことなくノスタルジックな雰囲気が心地いい。ブックレットには日本語訳が記載されているため、日本語で歌詞の意味を知りたければぜひ実際にCDを手に取って確認してもらいたい。
このように4曲それぞれに異なる魅力のある今作は、今年リリースしたアルバム『ザ・ハイライト』で突き詰めたグルーヴ重視な方向性とはまた異なるスタイルに挑戦した一枚だと言える。作品ごとに違った表情を見せる彼らの今後の展開にも注目したい。