ジャニーズWEST 神山智洋、フェス出演で堂々示した“アイドル”としての誇り 誰も取りこぼさないグループのパフォーマンス力

 ジャニーズWESTの神山智洋が、8月20日放送のラジオ『bayじゃないか』(bayfm)にて今年5月に出演した野外音楽フェス『OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2022』(以下、『METROCK』)を振り返った。

ジャニーズWEST - 星の雨 

 最新シングル『星の雨』の初回盤Bに、約75分間に渡って収録されている『METROCK』のライブパフォーマンス映像を観たリスナーから「家の中がフェス会場に変身しました」とメールを受け取った神山。「ありがとうございます。『METROCK』これ曇天予報だったんですけど、僕たちの出番になったときにピーカン晴れになりまして。これは本当に神様が、天気が、味方してくれたんやなって思ってます」と念願のフェス出演を果たした喜びを蘇らせた。さらに「これからもフェスというものには出ていきたいなと思うし、僕自身もジャニーズWESTはフェスが非常に似合ってるグループなんじゃないかなというふうに思うので」と、今後も継続的に出演していきたいと意欲を見せる。

ジャニーズWEST - サムシング・ニュー

 たしかに、ジャニーズWESTはお祭りムードで盛り上がるフェスとの相性がいい。音楽フェスはいつも行っている単独ライブと異なり様々なアーティストのファンが集結するもの。そんな中ジャニーズWESTの楽曲は「ええじゃないか」や「ズンドコ パラダイス」といった、聴けば誰もが笑顔になってしまうバラエティ色の強いものはもちろんのこと、これぞアイドルソングというほど、さわやかでキャッチーなサビとダンスが楽しい「Big Shot!!」から、あいみょんが提供したのびやかなロックサウンドの「サムシング・ニュー」など、様々なテイストの楽曲が揃う。なかには挙げた手を上下に揺らすだけでノれてしまう「Anything Goes」のようにライブ会場の一体感を瞬時に創り上げる楽曲も。「初めて観た」という人でも、「聴いたことない楽曲ばかり」という人でも「めちゃくちゃ楽しい!」と彼らを好きにならずにはいられない。そんな体験を提供できるのが、ジャニーズWESTの強みだ。

 この誰も取りこぼさないパフォーマンス力は、彼らが関西ジャニーズJr.として松竹座の舞台を中心に長い下積み時代を過ごしてきた賜物かもしれない。観客の「何ができるんだ?」という厳しい眼差しで見られる中で目指した説得力のある歌唱とダンス。「また観たい」と思わせるだけの新鮮味のあるコントやトーク。常に「爪痕を残そう」「もっと好きになってもらおう」と踏ん張ってきた彼らの努力が、エネルギッシュなライブパフォーマンスへと繋がっているのではないだろうか。その屈しない精神を「ロック」と呼ばずしてなんと呼ぼう。

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