ミライアカリ、朝ノ瑠璃、花鋏キョウ、雨ヶ崎笑虹……本日スタートの「バーチャルTIF」出演アイドルを徹底紹介
銀河アリス
銀河アリスは、Balus所属のVTuber。“地球人類さんを幸福にするために侵略にやってきた”宇宙人で、普段は食レポやクイズなどで地球に対する理解を深めている。しかし、計算や漢字はかなり苦手で、その道程はまだまだ遠そうだ。「バーチャルTIF」には3年連続の出演となる。
彼女の特徴はなんと言ってもキレキレのダンス。激しい動きはトラッキングが難しいという課題を、高性能の自社スタジオでクリアし、活動初期から異彩を放っていた。普段の声と喋りからは想像できない、スッと通り抜けるような歌声も、フューチャーベーステイストなオリジナル曲とマッチしている。ダンスパフォーマンスでは頭一つ抜けたアーティストだ。
Marpril
ダンスで言えば、Marprilも負けてない。Marprilは谷田透佳、立花鈴によるバーチャルデュオアーティスト。えのぐと同じく岩本町芸能社に所属していて、2021年の「バーチャルTIF」にも出演していた。
クラブカルチャーをベースにした活動で、PSYQUIら有名トラックメイカーが手掛ける楽曲はどれもダンサブル。MVのヒップホップダンスはどれもキレがよく、音と動きの両方でダンスを体現するようなグループ。最高にキマったパフォーマンスと、定期ラジオや企画動画の等身大なトークのギャップはくせになってしまうこと間違いなしだ。
鹿乃まほろ
鹿乃まほろは、「鹿乃」名義で歌い手としても活動しているVTuber。2019年に花寄女子寮というグループでデビューし、グループ解散後は個人で活動中。ニコニコ動画最盛期から活動している古参の歌い手で、昨年に続いての「バーチャルTIF」出演者でもある。
活動当初から“ロリ声歌い手”との呼び声が高く、その実力は折り紙付き。切なく消える語尾とキュートなエッジを使い分ける。不思議な思考回路から放たれるぽやぽやしたトークはまさに癒し系。歌い手としてはもはやベテランの域にいるので、彼女を知れば新たな領域への扉が開いてくれるだろう。
乙女おと
乙女おとは、個人勢グループ ちゅこららに所属しているVTuber。ちゅこららにはNHOT BOTの緋赤エリオも所属しており、乙女おとも、同じく中国で人気を博している。日本では、『【無料公開】300円のスパチャに10万回ありがとうって言ったら3000万円になる』というpixivFANBOX記事でバズったこともある(※1)。
同記事から分かるようにお金もファンも大好きな彼女は、オリジナル曲にも「5000兆円欲しい!」や「Trick or Money」とお金の要素を盛り込んでいる。bilibiliでは3Dの体で、キュートなステップと歌声を披露している。彼女をきっかけにbilibiliのバーチャルイベントに目をかけてみるのもいいだろう。
姫熊りぼん
姫熊りぼんは、Re:AcTに所属しているVTuber。熊だらけの惑星からやってきた宇宙人で、同じく宇宙人の天川はのとともに「すたーべあ!」というユニットでデビューした。昨年はすたーべあ!揃っての参加だったが、今年は単独での出演となる。
ゲームやASMRの配信を主にしており、ゲームアプリ『BLACK STELLA Iи:FernØ』で声優デビューを果たすなど、活動の幅も広く、ヤンデレ気味なASMR配信には固定ファンも多い。また、ガンダムが大好きという意外な一面も持つ。135cmという小柄な身体から放たれる芯の通った清楚&キューティーボイスに癒やされよう。
WACTOR
WACTORは日本、中国、中南米に展開するVTuber事務所で、所属タレントに英語とスペイン語のバイリンガルを擁するなどワールドワイドに展開している。今回はメンバーの中からミツルギリア、イヌマキヒマリ、スメラギパルの3人が登場。ミツルギは、『ニコニコ超会議』内の『VTuber Fes Japan 2022』に出演したこともある実力者だ。
淡く切ない声質のミツルギに、ナチュラルにミックスボイスの発声が混ざるイヌマキ、元気なトークとギャップのある美しい歌声のスメラギと三者三様の魅力が光る。スメラギはまだ2頭身の体しか持っておらず、今回のライブでハイポリゴンの体がお披露目になるのか気になるところだ。
癒音くるみ
癒音くるみは、個人勢ながらオリジナル曲とMVを発表し、7万人の登録者を獲得しているVTuber。天鷹酒造とのコラボ日本酒が発売されたこともあり、中止となった昨年の「バーチャルTIF 」1日目には「くるみ!」名義で参加予定だった。
「“元気”と“癒し”をお届けする」を目標に活動しており、歌とゲームのほか、ASMR配信を積極的に行っている。ささやき声が特に人気で、18万超の再生回数を誇る配信もある。オリジナル曲は2曲ながら、どちらもとてもクオリティが高く、パステルピンクのラブリーな空間と衣装に包まれながらのキュートなパフォーマンスには、彼女の目標通り、明日への活力をもらえること間違いなしだ。
陽向ここみ
陽向ここみは、個人で活動するバーチャルアイドル。武道館でのソロライブを夢に掲げて、2019年の黎明期から精力的に活動しているVTuberだ。
舌っ足らず気味な声で奔放なトークをするのが特徴で、それがそのままキュートな歌声に昇華されている。ハイクオリティなLive2Dや、気合の入ったオリジナルMV、個人で手に入れるのが難しい3D体に、自ら企業VTuberに働きかけて実現した配信ライブなど、ひたむきに実力で勝負している彼女。そんな姿を応援したいという人におすすめのバーチャルアイドルだ。
杏仁しずく
杏仁しずくはサンミュージック所属のメタバースタレント。配信アプリ「REALITY」で2018年10月から活動しており、REALITY公式番組や『VTuber Fes. UnderLine powered by COMP』などに出演した経験を持つ。
VRChatのみで作られたMVや、様々な媒体での3Dライブ活動など、高いクリエイティビティで活動している。語尾に「にん」をつけた可愛らしいトークと、深い響きを持った歌声の大きなギャップに驚くだろう。先進的なバーチャル技術に触れた動画を多く投稿しているので、彼女を知ればテクノロジーの最先端にも詳しくなれるかもしれない。
さとうもも
さとうももは、スターダストプロモーションが運営する事務所・STARDUST VIRTUAL STUDIO所属のVTuber。SHOWROOMで活動していた当初は桃のアバターを使っており、桃から歌声が響く様が面白いと話題になった。クレープ専門店「クレープアリサ東京」のイメージガールを務めたこともある。夢の一つに『TIF』への出演を挙げており、今回それが叶った形になる。
作詞作曲を一人でこなすなど高いポテンシャルを持つ一方で、顔こそ出さないものの体の大部分が写った実写カメラ企画など突拍子もないことをするときも。苦手なホラーゲームを耐久して配信するなど、ビビリな等身大の姿も見え、素で何をしでかすかわからない危なっかしさに目を離せない。
この他にも、『TIF』公式アイドル・青海ティアも出演する。彼女のパフォーマンスは動画などには残っていないので、参加者だけがそのレアな姿を見ることができる。
これだけの数がいるバーチャルなアイドルたち。コメントを通じた距離の近いコミュニケーションは、一度ハマると抜け出せない。スマホの中からいつでも会える、新たな推しを見つけてみてはいかがだろうか。
※1:https://otomeoto.fanbox.cc/posts/3544286