Snow Man 宮舘涼太と渡辺翔太、“ゆり組”はなぜ支持される? 「ためスノ」特別出演を機に考える
Snow Manの宮舘涼太と佐久間大介が毎週火曜日交互に出演している朝のバラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)。8月2日放送回では佐久間が約1カ月ぶりに生放送のスタジオに復帰。またこの日は同じくジャニーズから、なにわ男子・道枝駿佑がゲスト出演していたこともあり、番組中はSNSを中心に大きな盛り上がりを見せた。しかし、この放送前日にもファンの間で大きな賑わいを見せたアナウンスがあった。不定期冠コーナー「ためスノ」第6弾にて宮舘と渡辺翔太による西武園ゆうえんちロケがオンエアされるという知らせだ。
宮舘と渡辺は生まれた病院から大学まで一緒という正真正銘の幼馴染。通っていた幼稚園の年長組が「ゆり組」だったことから“ゆり組”というコンビ名でファンに親しまれている2人である。ちなみに今回の渡辺の出演は体調不良の佐久間の代打だったのだが、宮舘・渡辺に佐久間を加えた3人は東京都江戸川区出身ということで“江戸川トリオ”と呼ばれることも。9人の大所帯グループであるSnow Manは様々なメンバーの組み合わせでメディア出演を行う機会があるが、この3人での出演はあまり多くはないため、今後3人が揃った姿もぜひ見てみたいものだ(それこそ『ラヴィット!』での江戸川ロケなどどうだろうか)。
そんな佐久間のピンチヒッターを務めた渡辺を迎えての「ためスノ」は、冒頭の挨拶から2人のバラエティ面での個性がよく表れていたと思う。まずは宮舘が登場。計算し尽くされた画角でコーナーのタイトルコールを決め、カメラ目線で放った「サマーバケーション!」の一言で舘様ワールドへと誘う。続く渡辺はテンション高めな挨拶で颯爽と姿を現すも、飛行機の音が入り込んでしまいやり直しに。アクロバット、ダンス、アクション、料理……何でも器用にこなしてしまう宮舘は、昨今では独特のワードセンスや間が癖になる“舘様キャラ”が浸透しつつあり、バラエティでも数々の爪痕を残している。一方、ジャニーズ随一の美容男子、グループでは歌を牽引する美声の持ち主など華やかな活躍を見せる渡辺は、バラエティになると残念な役目を担わされてしまうのが愛すべきところ。そんな2人の対照的なバラエティでの“いいところ”が収められた微笑ましいオープニングであった。
その後も宮舘は一緒にロケを巡ったすゑひろがりずとともにボケを連発。渡辺も突然笑いを求められる『ラヴィット!』の洗礼に戦々恐々としながらも初めての西武園ゆうえんちを堪能した様子。渡辺は宮舘の言動がよくツボに入ることがあり、今回のロケ中も時に冷静なツッコミを挟みながらも実によく笑っていた。また、VTRを見ていた佐久間が明かしたように“ビビりキャラ”でもある渡辺。人気アトラクション・バイキングの体験ではいい表情で清々しい絶叫を響かせ、代打としての役目もしっかり果たせたのではないだろうか。その横で余裕の笑顔を見せノリノリに乗車を決める宮舘との対比もまた面白かった。