XG、初の配信ライブで与えたパフォーマンスの衝撃 海外からも注目集める最新曲「MASCARA」の新境地

 そして配信後半、いよいよ披露された新曲「MASCARA」。同曲のステージを視聴しながら思い出されたのは、デビュー曲「Tippy Toes」で歌われていた〈これはただの序章に過ぎない〉というフレーズだ。

XG - The Journey (2017-2022)

 極端に抑えられた音数、ウィスパーボイスに近いボーカル、虎視眈々とリスナーを引き込む曲展開により、XGの全体像をよりミステリアスな印象にした「Tippy Toes」。それに対し「MASCARA」では、よりビートがアグレッシブに、サウンドは華やかに、そして曲展開のスケールが拡張されているうえボーカルやラップに焦点が当てられ、グループのイメージが一気にカラフルで鮮明なものとなった。さらにメンバーたちが横一列で手を繋ぎ、互いに顔を見合わせ笑顔でアイコンタクトを取るパフォーマンスからも、グループの新たな魅力が表されているようだ。

 1stシングル「Tippy Toes」の抑えられた表現が、2ndシングル「MASCARA」の開放感を見事に倍増させているとも言えるだろう。“靴紐結んで/準備できた?”(「Tippy Toes」)」と告げながら誕生した彼女たちが、一気に疾走していくようなイメージが思い浮かぶような楽曲である。

 このように、サウンド面ではデビュー曲からのギャップを感じさせる「MASCARA」だが、ステートメントは前作からの一貫性を保っている。

 特にサビで歌われる〈これは私のパーティーだから、私が泣きたい時に泣く/絶対に 誰にも私のMASCARAを汚(けが)させない!〉は、聴いていて「『MASCARA』ってそういう意味だったのか……!」と思わず感動させられる種明かし的なパンチラインであるし、1stシングルから「舵を切るのは、そう私たち」と宣言してきたXGらしい、主体性を感じさせるメッセージだ。

 グループ2作目にして、早くも“変化”と“オリジナリティ”を提示するXG。これには「MASCARA」初披露前に公開された、メンバーJURINの「7人になるまで築き上げてきたものがあるから、それを自分たちがしっかりと持って、色んな人に『こんな子たち見たことない』って言ってもらえるように、そういう衝撃をたくさん与えられたらいいなって思います」というメッセージに込められる決意もあってこそだろう。

XG - The Journey (2017-2022)

 ライブパフォーマンスの配信終了後にアップされたMVは、公開から24時間経たずして100万回再生を突破。コメント欄には、多様な言語で書き込みされていることも印象的だ。Twitterでもライブへの感動、パフォーマンスのクオリティの高さに驚きの声が多数上がっている。世界中に拡がっていくことが予想されるファン層を目がけて、今後彼女たちがどのような作品を展開していくのか、期待が高まる。すでにYouTubeには同ライブでの「MASCARA」と「Tippy Toes」の歌唱映像もアップされているが、その余韻に浸りながら次のアクションを待ちたい。

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