櫻坂46 藤吉夏鈴、人を惹きつける独特のオーラ 「あざと連ドラ」出演で開花する演技力

 バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)の番組内の連続ドラマ「あざと連ドラ」に櫻坂46の藤吉夏鈴が出演し注目が集まっている。

 藤吉は主人公の親友・今井愛香役としてクールな若手社員を熱演。まだ出番こそ少ないものの、周りの登場人物とは一線を画した独特の存在感のある役を見事に演じている。ソロでの仕事はほぼ初めての藤吉は、この役の話が来た時の心境を「まさかと思った。私で大丈夫かなって」「(女優仕事に対して)不安半分、楽しみ半分」だと明かしていた(※1)。櫻坂46からは田村保乃が昨年すでに同番組に出演しているため、藤吉は田村からセリフを覚えるコツなどを教えてもらったのだとか。藤吉の役は第4話以降で重要になってくるというため、今後の彼女の演技も見逃せない。

グループの改名で変化

 藤吉夏鈴は、2001年生まれ大阪府出身の櫻坂46二期生。2018年に開催された『坂道合同新規メンバー募集オーディション』に合格し、同年に欅坂46(現櫻坂46)に加入した。当初はまさにクールといったメンバーで、笑顔も口数もあまり多いタイプではなかった。当時は同期からも『欅って、書けない?』(テレビ東京)内の企画で「初期くらい機嫌よくせいや!」とツッコミを入れられるほどで、物静かな分、何を考えているか周りからは分かり難い面があったのだろう。

 変化が表れ出したのが、2020年にグループが櫻坂46に改名した頃だ。藤吉は1stシングルのカップリング曲「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」でいきなりセンターを任され、そのMVで見せた多彩な表情が好評を得たのだ(再生回数は表題曲を倍近く上回っている)。MVでは藤吉演じる主人公が、満面の笑みを見せながら華やかにダンスする姿が印象的。それまであまり見せてこなかった弾けるような笑顔に驚いたファンも多かったようだ。

櫻坂46 『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』

 これを機に少しずつ雰囲気が変わっていった藤吉。櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)におけるメンバーとのやりとりや、MCからの振りに対しても明るいリアクションで返したり、ポジティブな言動が増えていったように思う。

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