BE:FIRST、大型音楽番組で着実に残す爪痕 多くの人に印象づけたパフォーマンス
6月22日放送の『テレ東音楽祭2022夏~思わず歌いたくなる!最強ヒットソング100連発~』(テレビ東京系)に、BE:FIRSTが出演した。BE:FIRSTは『テレ東音楽祭』に初出演でありながら、トリ前というポジションでパフォーマンスを披露。着実に爪痕を残し、多くの人の印象に残ったはずだ。その理由を改めて考えてみたい。
まず、出番前の紹介にもインパクトがあった。「SKY-HIがポケットマネー1億円を投じて開催したボーイズグループ発掘オーディション発」、「『Shining One』はオリコン週間ランキング、ストリーミングランキングでBTS以来の2冠を達成」と紹介。もちろんどちらも紛れもない事実なのだが、パワーワードが並んだことでBE:FIRSTを知らない人へも「すごいグループだ」と印象づけられたのではないだろうか。
その紹介で若干ハードルが上がったものの、納得のパフォーマンスを見せつけたことでより彼らの実力が示されたことも効果的だったはずだ。まず、歌。安定した歌唱力は相変わらず脱帽に値する。若干の揺らぎはあったものの、それが逆に生歌なのにこれだけ歌えるという証明にもなっていたのではないだろうか。さらに、音源とは違うアレンジを入れる余裕も見えていた。例えば、RYOKIとSOTAはアレンジを入れつつ、いつもよりも力強いラップを披露。テクニックを見せつけたと同時に、その後のパートを歌うJUNONとLEOの美しい声を目立たせることにも繋がっていたのだ。
これだけの歌唱を披露しつつ、ダンスのクオリティも維持。過剰な力みもなく、楽しそうに踊っていたのも印象的だった。このレベルの“見せる力”はBE:FIRSTにとっては通常運転なのだが、初見の人は目を惹きつけられたのではないだろうか。さらに、カメラアピールもお手の物。自分が抜かれるカメラに向かって笑顔を見せたり、キメ顔をしたりと魅力的に見える映り方を実践していた。『BE:FIRST TV』(日本テレビ系)で培ってきたスタジオパフォーマンススキルが活かされたのではないだろうか。