日向坂46 齊藤京子×ヒコロヒーによる『キョコロヒー』が支持される理由 約1年の歳月が育んだコンビ愛
「バラバラ大作戦」の視聴者投票「バラバラ大選挙」の第二回グランプリに輝いた『キョコロヒー』。番組が昇格した時に齊藤は「これも“相方”のヒコロヒーさんのおかげです。いつも支えてもらっています!」と感謝し、「私は芸歴11年の中で諦めることが得意になっていました。しかし人の話を全く聞かない横の女は、未来を信じて前向きな希望をたくさん語っていました。視聴者の皆さんにも、その明るい希望が届いたのかなと思います」(※1)と、バチバチの関係性のように見えて、お互いを認め合う良いコンビとなっていく。
昇格してからは、ダンス番組からスタッフが考えた企画に対してトークを展開する内容に変わり、2人が息を合わせてVTRにダメ出ししていくような企画になった。トークイベント『生キョコロヒー!2022初夏~六本木くる民の集い』では、ヒコロヒーが「私は京子に媚びたらあかんねん」(※2)とあえて距離を置く複雑な愛だと暴露していたが、東ブクロ(さらば青春の光)のような共通の敵が現れた時は意気投合し、見事な連携を見せることもしばしばあり、2人の関係性はより進化しているように思う。
自由に話せる相手、自由に話せる番組が齊藤にできたことは、アイドル活動の成長にも繋がっていると、『キョコロヒー』以降のソロ活動を見ていると感じる。芸人とアイドル、真逆の存在のようではあるが、お互いの仕事をリスペクトしているからこそ言い合える仲であり、今は名バディと言える絶妙な関係を築いている。
6月29日のスペシャルでは、齊藤の憧れの先輩である元乃木坂46の白石麻衣が登場。予告を見る限り、番組で勝俣州和から学んだ差し入れの極意で、白石に何か差し入れをすることになりそうだ。齊藤にとって白石は特別な存在。白石の卒業発表後にアップしたブログでは、彼女のおかげで辛いことを頑張れた時期があったこと、どんな人とでも仲良くできるのに白石にだけは挙動不審になってしまうことなどを綴っていた(※3)。
『キョコロヒー』で進化した今の齊藤のスキルが、白石にどこまで通じるか。そしてその様子を見守るヒコロヒーが、齊藤に対してどんなアクションを起こすのか、必見のスペシャルとなりそうだ。
※1 https://natalie.mu/owarai/news/437714
※2 https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1103023
※3 https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/32230