風男塾、新メンバー加入後初シングル『Hello Hello』で伝える今の勢い 15周年突入にも意気込み
「Hello Hello」は今のグループの雰囲気にピッタリ
――そんな新生風男塾の初シングルが『Hello Hello』です。表題曲はお披露目ライブでも初披露されましたが、アランさんは曲を受け取った時にどんな印象を受けましたか?
葉崎アラン:自分の願望としては、この7人でやる最初の楽曲は明るめの曲がいいなと思っていたんですよね。7人の今の勢いを見せられたらいいなって。そしたら、めちゃくちゃ前向きな応援ソングをいただいたので、今のグループの雰囲気にピッタリだなと思いましたし、いろいろな方の背中を押せるような歌詞だったので嬉しかったです。俺は前作「BLESS」でも歌い出しを歌っているんですけど、今回も歌い出し担当ですね。レコーディングの時にプロデューサーさんに「歌い出しが良い感じだよ」って言っていただいて、同じところを何度も録ることになったんですけど。曲調がアップテンポで明るいので、俺も身体を動かしながら楽しく歌いました。
――ライブではアランさんが煽ることが多いから、その熱量のまま歌に入れるのは良いですね。
葉崎アラン:そうですね。歌い出しは緊張するんですけど、任せてもらえるのはありがたいですし、今後のライブでも注目してほしいです。
――他のみなさんも、「Hello Hello」の各自の聴きどころや、歌う際に意識していることを教えてください。
天堂太陽:俺の聴きどころは、1番の〈自分自身にも過去にも未来にも/君次第ですべて変わる〉ですね。俺自身がそうだったからこそ、「自分の行動ややり方次第で、いくらでも良い方向に進んでいけるんだよ」っていうメッセージ性のある歌詞を歌えたことが、すごく嬉しくて。レコーディングでも、このフレーズは特に力が入りました。〈Are you ready Go!!〉という掛け声のところも、がなるようにカッコよく歌っています。
赤星良宗:俺は歌にクセがあるとよく言われるので、そのクセを抑えるように歌うことを意識して、何度も録りましたね。個人的に好きなところは、サビ終わりの〈きっと出会えるから〉。全体的には賑やかな曲なんですけど、そこは落ち着いた感じで、聴いてくれているみなさんに話しかけるように歌っています。太陽が言っていた〈Are you ready Go!!〉も歌っていて気持ちのいいフレーズですね。
――良宗さんは歌っている時は低音イケボという印象ですが、話している時の声は高めでギャップがありますね。
柚希関汰:たしかに!
赤星良宗:話す時はなぜか高くなるんですよね(笑)。でも、歌う時も低音だけでなく、キーの高いパートもわりと歌えるので、今のところは「キーが高くて歌えない!」ってことがなくて。今後もいろいろな曲を歌っていけたらいいなと思っています。
胡桃沢鼓太郎:僕はオーディションの時に「歌はもっと頑張らないといけないけど、持ってる声が独特でいいね」って言われたことがあったんですけど、「Hello Hello」ではそんな自分の特徴的な声を活かしたパートが多くて。〈Are you ready Go!!〉とか、〈行け〉〈向かう〉〈その〉っていうコールを入れるところは、自分のトーンの明るい声がスパイスになればいいなと思ってレコーディングしました。そこは自分でも満足のいく仕上がりになっているので……好きです!
凰紫丈源:俺は、2番の歌い出しの〈つぶやくよりもちょっとねぇって僕らに/その気持ちぶつけてみてそこから〉という歌詞が好きですね。今はスマホ社会ですし、SNSが普及していて。特にコロナ禍になってからは、リアルで吐き出せない気持ちをSNSに上げたり、匿名で誰かに当たっちゃったりする人が多いと、最近のニュースを見ていて思うんです。SNSで気軽に発信するのもいいけど、人との関わりが減っている今だからこそ、自分たちに伝えてくれてもいいし、傍にいる誰かに言ってみたらいいんじゃない?って呼びかけているパートなので。この曲をライブで披露する時はいつも、ファンのみなさんのことを見ながら気持ちを込めて歌っていますね。明るいだけでなく、そういう真剣な気持ちも散りばめられている素敵な曲なので、歌詞もじっくり読んでほしいなって思います。
――この曲の最後で〈本当の『キミ』に〉と歌っているのも丈源さんですか?
凰紫丈源:そうなんです。俺、あんまり歌が上手いほうじゃなくて、きっとそんなにパートをもらえないんだろうなって思っていたんですよ(笑)。でも、初めての曲で最後の重要なパートを任せていただけて、プロデューサーさんが「ここは丈源の声の良さがすごく活かされるパートだから、絶対お願いしたい」って言ってくださって。苦手だったものを前向きに受け入れられたことが、すごく嬉しかったですね。その喜びをみなさんにも届けたくて、丁寧に歌うようにしています。
柚希関汰:「絶対にキミにお願いしたい」って言われると自信になるよね。俺もDメロの〈涙だっていつの日にか〉は「絶対に関汰にお願いしたい」って言われて、何度も録りました。でも逆に、その前のラップパートは一切録っていないので、ラップをやりたかった俺としてはいいなぁ……って思いました(笑)。
――欲張りさんですね(笑)。
柚希関汰:欲張りといえば、1・3サビの〈素晴らしい日々が待ってるよ〉と2サビの〈光射す場所が広がってる〉のところも、最初のデモでは全員で歌っていたんですけど、ここは絶対にソロ歌唱のほうがいいって思っていて。俺もそこを歌いたいって思ってたんですよ。だから、レコーディング時に提案したら、ソロ選手権をすることになって。めちゃくちゃ気合いを入れて何回も録りました。それなのに、俺はそのパートをもらえなくて……(一同笑)。でも、そこはソロになってよかったなって、完成形を聴いて思いましたね。我ながら「ナイス!」って思いました。
――結局、そのソロパートを勝ち取ったのはどなたなんですか?
葉崎アラン:凛空と良宗と鼓太郎です。
英城凛空:〈素晴らしい日々が待ってるよ〉を勝ち取った英城凛空です、どうも(笑)! 俺の聴きどころは、まさにそのフレーズですね。新しいスタートを切る方だけでなく、新しいスタートを切る俺たちにも当てはまる歌詞なので。俺たちも頑張って前に進んでいけば素晴らしい日々が待っているんじゃないかなと思って、ここはレコーディングでもライブでも、すごく気持ちを込めて歌わせていただいています。
――凛空さんはラップパートもありますね。
英城凛空:俺、自分でもラップが結構好きなんですけど、加入して最初に参加した「廻れ風ぐるま」以降、ラップを任されることが多いんですよね。今回も頑張って録ったら、みんなに「カッコいいね!」と言ってもらえて嬉しかったです。息継ぎのタイミングがないので、ラップパートの最後のほうは死にそうになるんですけど、ここに全身全霊をかけてます。
――振付のポイントやMVの見どころも教えてください。
天堂太陽:現在やっているリリースイベントでも、お客さんに「一緒に踊ってね!」って呼びかけているんですが、サビで手をクロスして回すというのは振付のポイントですね。実際、ファンのみなさんも一緒に踊ってくださるので楽しいです。個人的には、曲間の移動する部分で、両手でハートを作って上で振る可愛い振付も好きですね。普段のライブではマイクを握っているので、わかりづらいんですけど、MVで観ていただけたら。これもファンのみなさんがマネしやすい振付だと思うので、ライブで一緒に踊ってもらえたらいいなって思います。
葉崎アラン:MVでは、俺たちが今まで各所で「海賊みたいに飲んだり、食べたりするのが好き」と言い続けた成果が実って、念願叶ってバーベキューをしてます(笑)。俺たちが自由に遊んだり、肉を焼いたり、食べたりしているところを撮影してもらったので、普段の7人の雰囲気が伝わる仕上がりになったかなと。焼肉争奪戦ジャンケンをしていたり、鼓太郎が1人でせっせと荷物を運んでいたり、みんなが面白い顔をしていたり……っていうコミカルなシーンもたくさんあるので、ちょくちょく映像を止めながら観てほしいですね。
凰紫丈源:(アランの説明を聞きながら、コロコロと表情を変える丈源)
胡桃沢鼓太郎:丈源くんのこういう顔もそうですし、僕とアランくんがボール遊びをしてて、凛空くんにぶつかっちゃった時、凛空くんが鬼の形相で追いかけてくるシーンもぜひ観てください(一同笑)。