K-POPグループに押し寄せる新しい波 BTSやSEVENTEENらも活用する“デジタルコード”とは?
デジタルコードが最初に導入されたのはシーズングリーティング(YGの場合はWELCOMING COLLECTION)と言われる、K-POP業界では年に一度発売されるカレンダーやダイアリー、フォトカードなどがセットになったシーズナルグッズのパッケージに封入されているおまけ映像で、確かにグッズに付属のビハインドやオマケ映像などはしまいっぱなしになったり、一度だけ見て満足するケースも少なくないため、用途に合っているように思う。また、配信映像なのでDVDやBlu-rayでは不可能だった、リリース後に映像や字幕などを後から追加修正しやすいという利点もありそうだ。
インターネット環境がなければ視聴できないという点や、コードを再登録できないため一度アカウントに登録してしまうとそのアカウント以外では見られない、つまり実物のディスクのような貸し借りや譲渡という「オタ活」にはつきもののことが出来ないという問題もあるが、今年発売のSEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENの各グループの1年分の活動をまとめた映像シリーズ「メモリーズ」や、BTSのファンミーティング映像作品「BTS 2021 MUSTER SOWOOZOO」では、DVD・Blu-rayバージョンのほかにデジタルコードのバージョンがリリースされるようになった。
ファンの間での需要によっては、今後映像作品全体がより手軽に高画質映像が楽しみやすいデジタルコードへ移行していく可能性もあるかもしれない。DVDやBlu-rayの場合、パッケージを購入した時点で安心してしまい、逆になかなか視聴しなかったり、一度視聴すると見直すまでにしばらく間が空いてしまうことも少なくない。シチュエーションにとらわれず、いつでもどこでもパッと映像を楽しみたい、という人はデジタルコードを使ってみてはいかがだろうか。