乃木坂46 金川紗耶、和田まあや、掛橋沙耶香……地方開拓で注目集めるメンバー

 金川は横浜アリーナで開催された4期生にとって初の単独ライブにて、「サヨナラの意味」のセンターに立っている。同じ北海道出身として橋本奈々未に憧れ、そのポジションを継承するメンバー。「サヨナラの意味」については様々なメンバーが彼女の意志を受け継いでいるため異論もあるだろうが、金川が北海道出身ということはファンにとっては周知の事実だ。金川は土曜お昼の情報番組『いっとこ!みんテレ』(北海道文化放送)にいっとこ!ファミリーとして1年間出演。さらにラジオ番組『IMAREAL』(AIR-G’ FM)内の『イマレコ!』を2019年10月から現在までおよそ2年半担当している。先述した東名阪福に加えて、徐々に開催地として定番化していった宮城は久保がWebCMを務める「萩の月」を販売する「菓匠三全」のバックアップや、彼女がパーソナリティを担当する『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)での地元トーク(主に東北楽天ゴールデンイーグルスだが)が大きく貢献しているはずだ。それに比べると金川が地元に根付いているとはまだ言えないが、グループとして育てていきたい芽であることに変わりはない。何よりも「あの頃のさやとは違う」(※2)と意気込む金川本人の気合は十分だ。

 広島出身の和田は、2019年7月よりトーク番組『ポケTの坂道でおじんじょ』(テレビ新広島)に約2年間出演。昨年12月には『かが屋のコント『広島県』』(NHK総合、中国地方向け)にて、中国地方出身のかが屋とともに広島の名所でコントを披露している。そんな和田を同じ中国地方出身として力添しているのが、掛橋沙耶香。彼女は地元・岡山県に本社を構えるSUENAGAグループのイメージキャラクターを2020年より務めており、CM出演に加えて、今年4月からは岡山の街を掛橋の写真がラッピングされた路面電車が運行している。県は違うものの、地域別に見れば先に挙げた久保を彷彿とさせる地元に根付いた活躍と言えるだろう。

 これから北海道や広島が『真夏の全国ツアー』に定着していくかは、今年の反響または動員次第となる。そして、新潟を含む北陸・甲信越地方、『真夏の全国ツアー』では未開の地である四国地方、さらに伊藤理々杏の出身地・沖縄県(九州地方ではあるが)もグループとしては思い出の詰まった場所。乃木坂46の開拓はまだまだ続いていく。

※1 https://realsound.jp/2016/01/post-5866.html
※2 https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/100278?ima=3608&cd=MEMBER

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