元t.A.T.u. レーナ・カティーナ、実業家との婚約発表

 ロシアの女性デュオ t.A.T.u.のレーナ・カティーナが、日本時間の5月1日に自身のInstagramで婚約したことを報告した。

 レーナは、「みんな!びっくりするような素晴らしいニュースを伝えたいの。私の彼が昨日、プロポーズしてくれました!私はイエスと答えたよ。愛してるよ、スピリドノフ。あなたといられて幸せ」とコメント。お相手は実業家のディマ・スピリドノフ。レーナはこの投稿で、婚約指輪と、彼との2ショットの2枚の写真を掲載している。

 t.A.T.u.は1998年にレーナ・カティーナとジュリア・ヴォルコヴァの2人により結成された女性デュオだ。当時はレズビアンカップルとして売り出していたが、のちに実際の恋人同士ではなく、ビジネスカップルであったことが明かされる。歌声の素晴らしさはさることながら、2人のキャラクターも大きな注目を集めることに。

 多くの日本人にとって今でも印象的な出来事といえば、人気歌番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でのドタキャン事件だろう。t.A.T.u.の2人は番組のオープニングに姿を現わすものの、CM明けに忽然と姿を消す。司会者のタモリによれば、理由もわからないまま「控室から出てこない」との話で、結局この日は歌うことなく番組が終了。

 現在は、この一件が「話題作り」のためのプロデューサーの指示だろうというところまで明らかになっているが、真相はわからない。t.A.T.u.が『ミュージックステーション』で歌唱しなかった時間の穴を埋めるため、急遽、ステージに立ったのがTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTだった。「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」を披露し、場を盛り上げた。突然の対応にも関わらずテンポを上げて演奏し、番組終了の時間にぴったりおさめるなど、素晴らしい技量でこの日の番組を支えることになる。

 t.A.T.u.はこの日以来、日本での人気が失速するものの、この日の『ミュージックステーション』は「伝説の夜」として今も語り継がれている。

 t.A.T.u.はその後、活動休止と再開を数回繰り返し、2014年にはソチオリンピックの開会式の前日イベントに出演するものの、同年に解散を表明。その後はそれぞれソロ活動を行なっていた。

参照:https://www.instagram.com/p/CdAnTydNapW/

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