トンツカタン 森本晋太郎が語る、新垣結衣「heavenly days」の衝撃 「付き合っているテイの日記を書いていました」

トンツカタン 森本、新垣結衣を語る

ウエストランド 井口浩之を傷つけてしまったフリースタイルの思い出

ーーフリースタイルといえば、ラッパーとラップ好き芸能人がタッグを組んでバトルを目指す『フリースタイルティーチャー』に森本さんも挑戦していましたね。

森本:(フリースタイルには)向いてないと思いました(笑)。一回勝って、二回負けた感じでしたけど。本当に、あれを当然のようにやっている方々はすごいなって。命を削る作業というか。すごい精神状態になるものなので、毎回収録が終わった後に寿命が縮んだと思っていました。

 僕の場合は、結局練習で培ったものを発表したという感じで。その場で韻がバンバン出てくるという感じではなかったですね。それに先輩を悪くいうのが心苦しいというか。ずっとお世話になってるウエストランドの井口(浩之)さんと戦うことになって、ちょっとディスったら本当に悲しい目をされていたんです。その時に、僕は一体何をしているんだ、お世話になった方にこんな悲しい顔をさせてしまって、と思って。で、収録が終わった後に、井口さんから「あれはないよ」って詰められるという時間がありましたね(笑)。

ーーそういう仕事ですし、仕方ないですよね。

森本:昨日も会ったんですけど、まだ言われましたよ。「あれは酷かったな」って。昨日のことのように言いますからね(笑)。

ーー根にもたれていますね(笑)。ラップが上手なお笑い芸人の方も多いと思うんですけど、芸人とラッパーは何か共通点はあるんでしょうか?

森本:「成り上がってやるぜ!」みたいなマインドは近しいものがあるかもしれないです。あとは、言葉や話術一本で勝負をするところとか、シンパシーを感じる部分はあるのかなと思います。

ーー森本さんも「成り上がってやる!」みたいなマインドがあるんですか?

森本:なんでヘラヘラされているんですか(笑)? もちろん、「成り上がってやる!」という気持ちはありますけど、もう10年も芸人をやっているので、昔の刺々しさみたいなものは年齢を重ねるにつれ丸くなっている感じはしますね。

ーーMellsとしての活動についても教えてください。

森本:チームでやることは決めているんですけど、どうせならガチでやったほうが面白いよねという共通認識が最初からあって。おこがましいですが、ラッパーとしてやらせていただいてますね。だから、えみそん(おかもとえみ/フレンズ)などにも協力してもらって、我々の実力以上というか、とんでもなく本格的な曲を作ってもらえて。コロナ禍にデビューさせてもらったんですけど、まだ人前で一度も歌ったことがなくて、このまま終わればいいなと思ってます。一度も歌うことなく、ラッパーとしての生涯を終えたいなと(笑)。

ーーせっかくならライブも見てみたいですけどね。楽曲に対して周りからの反響はどうですか?

森本:『フリースタイルティーチャー』に関しては、周りの芸人から「かっこ良かったよ!」と言ってもらえるんですけど、Mellsは誰からも何も言われていないですね。芸人はMellsだけ聴けないようになってるんですかね。僕の耳には今のところ届いてはこないです。相方も聴いてるかわかんないですし。でも、“港区家賃3万7千円男”っていうYouTube企画をやっている岡田(康太)さんは何回も聴いてくれて、歌えるようになってますね。

最近のお気に入りは≠ME「まほろばアスタリスク」

ーーネタはもちろんですが、様々な分野でマルチに活動することについて、森本さんはどう考えていますか?

森本:僕の考えとして、「自分に何の才能があるか分からない」っていうのがあって。例えば、クレー射撃の才能がもしかしたらあるかもしれないじゃないですか。やったことないですよね? クレー射撃。それと同じで、ラップの才能があるかもしれないから、とりあえずやってみようと思うんです。もちろん、お笑いの才能があったらいいなと思いますけど、別に僕は天才ではないので。お笑いを軸にしつつ、いろんなことに挑戦できたらいいなと。お笑い芸人は割とそれが許されるというか、天下をとっている人も多くが歌を出してますし。大失敗しても笑いになるから芸人は無敵なんですよね。だから、基本的にはやれることをやろうかなと思ってます。

ーーその精神でライブをやるのもいいと思います。

森本:一回くらいは、どんなもんかとやってみるのもいいですね。でも、それこそ酒井は今めちゃくちゃ売れてますから、忙しいと思いますし。とりあえずMellsとして3曲は出せたので、少し時間を開けてまた集まって何かできたらいいなと思っています。

ーーこれから個人的に応援したいと思っているアーティストはいますか?

森本:≠ME(以下、ノイミー)というアイドルは引き続き応援していきたいと思っています。『ジェネZ』(bayfm)というラジオをメンバーの蟹沢萌子さんと一緒にやらせていただいていたんですけど、僕、これまでアイドルは通ってこなかったんです。初めて番組でご一緒して、ライブを見させていただいて、こんなに元気をもらえるものなのかと。

ーー好きな曲はありますか?

森本:色々ありますが、「まほろばアスタリスク」が上位に入ってきますね。僕が割とメロディ重視で聴くことが多いんですけど、すごくメロディアスで好きなタイプの曲調なんです。あと、「秘密インシデント」は特別な思い入れがありまして。僕がフワちゃんと友達なんですけど、彼女が指原(莉乃/≠MEプロデューサー)さんとすごく仲が良いんですね。ある日、指原さんからフワちゃん経由で「インシデント」の使い方について質問がきて、辞書を調べて「こういう使い方があるみたいですよ」みたいな返信をしたんですよ。で、しばらく後に『ジェネZ』が始まって、ノイミーの新曲が「秘密インシデント」というタイトルなのを知った時に、「あ、あの時のか」となって。何となく、一枚噛んだ気になったことはありました。蟹沢さんは番組からもう卒業されたんですけど、今後はいちオタクとして、ノイミーの曲を聴いて応援していきたいなって。

ーーちなみに、洋楽も聴かれるんですか?

森本:洋楽はたまに聴きますね。あれ良いですよね、ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの「STAY」。最後に一つだけ、苦言を呈するならば、お二人には申し訳ないんですけど、ちょっと曲が短いかな。すぐ終わっちゃうから、そこだけ。それ以外は完璧です。次はもっと長い曲を出してください……よろしく。

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