BE:FIRST、適応力の高さと表現の豊富さ 2ndシングル『Bye-Good-Bye』収録曲で発信するさらなる魅力
3曲目は、1月31日に配信リリースされた「Brave Generation」。力強いギターリフが印象的なイントロを経て繰り広げられるのは、背中を押してもらえるようなメッセージが込められた歌詞とパワフルなサウンドだ。「エモーショナルなファイトソング」という楽曲コンセプトを表すかのように、BE:FIRSTメンバーもテクニックよりも情熱を押し出したような歌声を響かせている。例えば冒頭のJUNONやサビ前のRYUHEIの歌声もいつもよりも力強い。そんな中、SOTAのラップ終わりのMANATOはスタッカートを混ぜつつリズミカルに歌うことで軽さを演出。フッと肩の力が抜けると同時に、印象的なフレーズにもなっている。ちなみに、メンバーたちの情熱的な歌声が詰め込まれている3分弱というコンパクトさもエモーショナルさを感じられるポイントではないだろうか。
違ったアプローチをしている3曲が詰まっている2ndシングル『Bye-Good-Bye』。こうして聴き比べてみると、彼らの適応力の高さ、表現の豊富さに驚く。大まかな役割やポジションはあるが、メンバー全員が圧倒的かつ個性的な武器を持っていることが多くの曲を自分たちのものにできている理由なのだろう。リリースまで1カ月弱。より多くの人に彼らの楽曲が届くことを願いたい。