こういったアプローチができるのも、常々メンバーが明確に個性を発信しているからこそ。ファンがひと目見て気付くのも、彼らの強い個性が広まっているからだろう。さらに、今もっともホットなダンサー・コレオグラファーの一人であるyurinasiaが振付したというダンスパートにもSnow Manらしさが詰まっている。いわゆる“クールな振り付け”ではないが、これだけかっこよく踊れるのは彼らのスキルありき。しかも、ダンスブレイク明けの岩本と佐久間のように、ムーブ一つとっても非常に美しい。

　こう見てみると、Snow Manの本当の強みは対応力の高さではないかと気が付く。自分たちの色をしっかり持っている一方で、どんなコンセプトが来てもがっちりハマっているからだ。デビュー曲「D.D.」からの作品はいずれもテイストが違うが、各曲ごとに求められていることに100％応えてきているのではないだろうか。

　MVが公開されてまだ1週間も経っておらず、発売日ももう少し先だ。これからも同曲に対する情報が徐々に発表されていくのだろう。その全容が見えた時、さらに考察も進みそうだ。雑誌やテレビ番組、YouTube動画などで本人たちから明かされるであろう情報や秘話も楽しみに待ちたい。