プロダンスリーグ『D.LEAGUE』第2シーズンROUND.8 SEGA SAMMY LUXが連勝&チームの個性輝くテーマで高得点の嵐に

『D.LEAGUE』第2シーズンROUND.8レポ

 ここでSEGA SAMMY LUXが切り込んだ。前回のRAARAをセンターに配した女性のセクシーさではなく、男性のセクシーさを前面に出していく。マイケル・ジャクソンを思わせる動きも垣間見せながら艶っぽく踊り切ると、得点は73.5(黒須9/PEET8/STEZO9/JuNGLE9.5/テリー9.5/中澤10/ETSU9.5/小橋9)。これで一気にトップに踊り出る。

SEGA SAMMY LUX

 しかし、これで勝負は決しなかった。「雨の日の遊園地」をテーマに明暗のコントラストをつけたCyberAgent Legitのパフォーマンス(69.5点)に続き、KADOKAWA DREAMSがヒップホップと日本文化を融合させた世界規格の作品で勝負に出て、ROUND.3でFULLCAST RAISERZが記録した今シーズン最高得点と並ぶ75.5点(黒須9.5/PEET9.5/STEZO9.5/JuNGLE9.5/テリー9.5/中澤9/ETSU10/小橋9)を獲得したのだ。

 最後のavex ROYALBRATSは、メンバーのかばおが中心となって自身の会社員時代から着想を得たというユニークなダンスを見せる(69.5点)。こうして勝利の行方はオーディエンス投票に委ねられたが、結果は1位と2位が入れ替わり、SEGA SAMMY LUXが逆転勝利。

avex ROYALBRATS

 これを受けて、ディレクターのCanDooは「皆さんの応援で優勝することができました。今日のみんなの集中力がすごくて、良いパフォーマンスをすることができました。LUXの勢いは後半戦も止まらないので、次の作品も楽しみにしていてください」と心境を語った。

 ダンサージャッジのPEETは「ROUND.8まで来たので、ダンスの作品レパートリーとしては出尽くしたと思うのですが、どのチームも面白い作品を出してきた。もちろんプロフェッショナルでどのチームも上手いのですが、自分たちのダンスのジャンルに誇りを持っていたり、ファミリー感を持っているチームの方がダンスの質感も上がっているし、点を出せている気がする」と全体をまとめた。

 ROUND.8の結果は以下の通り(カッコ内:ジャッジ点+オーディエンス点)。SEGA SAMMY LUX:92点(73.5+18.5)、KADOKAWA DREAMS:91点(75.5+15.5)、avex ROYALBRATS:89.5点(69.5+20)、FULLCAST RAISERZ:88点(70+18)、SEPTENI RAPTURES:85.5点(72+13.5)、KOSÉ 8ROCKS:82点(64.5+17.5)、dip BATTLES:80.5点(64+16.5)、CyberAgent Legit:79.5点(69.5+10)、LIFULL ALT-RHYTHM:77.5点(68.5+9)、Benefit one MONOLIZ:75.5点(66+9.5)、USEN-NEXT I'moon:70.5点(60+10.5)。総合ランキングは、FULLCAST RAISERZが首位をキープ。

 シーズン最高得点タイを叩き出しても勝利できなかった点で、KADOKAWA DREAMSは無念かもしれないが、残り試合もチャンピオンシップ進出に向けてモチベーションを上げてほしいところだ。各チームの創作やアイデアの進化からも目が離せない。次回『第一生命 D.LEAGUE 21-22』は3月21日。プロダンサーたちの熱き戦いに引き続き期待しよう。

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