SixTONES、カップリング曲から伝わる音楽を追求する姿勢 「FASHION」も新たな名曲に

 さて、前述のラジオでは、楽曲終わりに髙地が「いや~いい曲」と染み入るように切り出し、「『Strawberry Breakfast』とはまた違ったような高揚感というかポップさがいい」とコメント。田中も「クールなんだけどちょっとポップで、また新しいSixTONESの感じ」と続けた。歌い手が自信たっぷりに、手ごたえを感じているのは何にも代えがたい評価ではないだろうか。

 また、カップリング曲ではあるが、「FASHION」のMVを制作したとも明かしており、これぞSixTONESな展開だ。過去にもYouTubeで公開中の「Strawberry Breakfast」では、6人ならではのストーリーを繰り広げ、楽曲の世界観をよりおしゃれに、ユーモアを盛り込んで表現。聴いて楽しむだけではなく、ライブでも映像でも楽しめ、楽曲にアクセスした人の心をハッピーにしてくれる。シングル作品で、音楽をとことん楽しみつくすコンテンツを提供してくれるのがSixTONES。旧来のA面・B面、ダブルAサイドなどの概念を崩す勢いだ。

 完成したMVを視聴したという田中は「これね、お前ら“飛ぶ”ぞ!」と、この日のラジオの流れを汲みながら伝え、髙地も「ジャニーズのMVで見たことないんじゃないか」とコメントしていた。ちょうど放送から2日後、1月24日にソニーPCLが常設のバーチャルプロダクションスタジオ「清澄白河BASE」を2月1日よりオープンすることが発表された(※2)。スタジオ新設にあわせて、SixTONESの音楽映像コンテンツをバーチャルプロダクションで撮影する予定とも発表され、先端技術を用いた映像に触れられる機会が到来しそうだ。ニュースリリースには米国のグループ企業との連携も記されており、世界的に注目されるであろう革新的な技術作品に、SixTONESの名前が刻まれる。世界を目指すと掲げた彼らは、アプローチの仕方一つとっても想像もしなかった展開をみせる。

 楽曲のリリース、MV制作だけでも十分すぎるくらいに嬉しい知らせだが、どの楽曲でどんな景色を見せてくれるのか、続報が心底待ち遠しい。彼らの音楽が常に前作を上回る勢いがあるのと同じく、受け手も経験したことのないドキドキとワクワクを体験している。

 2022年の幕開けからアルバム『CITY』リリースを皮切りに、1カ月も経たない間に追い切れないほどの情報の数々。1月22日にCDデビュー2周年を迎え、ますます勢いを増すSixTONES。今年もさらなる飛躍を予感させる……予感しかしない。

※1:https://www.sixtones.jp/discography/d010/
※2:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/202201/22-004/

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