Snow Man、もう一つの“始まりの日” 9人の巡り合わせが生んだグループのさらなる可能性
1月17日は、Snow Manにとって結成やデビューに並ぶ「始まりの日」である。2019年の同日、当時ジャニーズJr.内ユニットであったSnow Manに向井康二、目黒蓮、ラウールが加入した日だ。変化することに不安はつきもの。最初こそ6人のメンバーにもファンにも少なからず戸惑いはあったが、メンバーたちが9人での活動に懸けて絆を深めていき、現在のSnow Man像を確立させた。今ではそんな時期もあったことを懐かしく振り返ることができるほど、「この9人こそがSnow Man」という圧倒的な存在感が築かれている。
目黒と向井が2021年2月に放送されたラジオ番組『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FM)に出演した際、ジャニーズ事務所の先輩である木村拓哉にSnow Man加入について問われることがあった。関西ジャニーズJr.で活動していた向井は2018年年末、所属するユニットもなく辞めようかと考えていたところSnow Manへの加入をメールで打診されたという。「メンバーが僕を受け入れている状態であれば、僕はその道に進みたいのでよろしくお願いします」と返答し加入したことを明かしていた。目黒はもともとSnow Manが出演していた『滝沢歌舞伎』に参加しており、Snow Manのいる撮影現場に出向いたところグループへの加入をその場で言い渡されたという。「どっちも僕は本気でやらしてもらいます」と、当時加入していた宇宙Sixとの兼務での活動がスタートした(デビュー決定にあたりSnow Manに専念)(※1)。
一方のラウールはジャニーズJr.で活動しており、当時中学3年生。滝沢秀明が「気になる無名のJr.」の一人として「雰囲気がある。踊っていて輝いている」と絶賛。増員は「“新しい風を吹かせたい”というグループの希望」であり、既存メンバーとの大きな年齢差のあるラウールを選出した理由については「彼ら(Snow Man)も(ラウールへの思いが)同じだった。だったら、と、ジャニーさんと相談して加入を決めた」と説明していた(※2)。
2019年3月放送の『RIDE ON TIME~時が奏でるリアルストーリー~』(フジテレビ系)などでも深澤辰哉が「いままでのグルーブが全部なくなってしまったから、このグループだけはどうしても守りたかったので。そこに3人プラスして新しいSnow Manで、どうにか頭ひとつ抜けさせるにはこの方法しかないと思ってた」と語っていたように、結果3人の加入は見事に功を奏し、Snow Manを一回りも二回りも大きなグループへと成長させた。