Da-iCE、『レコード大賞』手繰り寄せた挑戦の軌跡 10年で培った確かな実力と柔軟性

 そんなDa-iCEのこだわりが見える点としては、“ボーカル2人の歌声を中心に据えた楽曲”、“ダンス&ボーカルグループの括りにとらわれないスタイル”が挙げられるだろう。過去のインタビューでも工藤が「特に僕らは、サビをあまり(EDMの)ドロップのようにしない。ちゃんと歌モノとして聴けるものを、というのがテーマにあるので」(※3)と、歌モノへのこだわりを語っている。彼らが活動を開始した2011年頃のダンス&ボーカルグループの楽曲といえばEDMが主流だったが、活動を続ける中でOfficial髭男dismやandropといったバンドからの提供曲、そして海外クリエイターとのコライトなど、幅広い作風の楽曲に挑戦。その中で出会った、かつてないほどエモーショナルなロックバラード「CITRUS」は、常に柔軟な視点を持ち合わせる5人だからこそ表現できる楽曲とも言えよう。

Da-iCE / 「CITRUS」(日本テレビ系日曜ドラマ「極主夫道」主題歌) Lyric Video

 アーティストとしてエッジな部分を持ちながらも、花村が『RENT』などの人気ミュージカルで活躍し、工藤がラジオ番組『TALK ABOUT』(TBSラジオ)のナビゲーターを務めるなど、メンバーそれぞれの活動も含め10年かけて世間にじわじわとその魅力を浸透させていったDa-iCE。楽曲はもちろんアーティストとしての知名度も確実に広まった、まさに機が熟したタイミングだ。グループ最大のヒット曲「CITRUS」でついに『レコード大賞』受賞なるか? 大いに期待したいところだ。

※1:https://realsound.jp/2019/11/post-449271.html
※2:https://realsound.jp/2019/06/post-372551.html
※3:https://realsound.jp/2019/12/post-462849.html

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