SUPER★DRAGON、BLUEと共に『DRA FES 2021』開催 節目のイベントでさらに大きなステージを目指す
SUPER★DRAGONが11月14日にチームスマイル豊洲PITでワンマンライブ『DRA FES 2021 – 6th Anniversary Live –』を開催した。SUPER★DRAGONは2015年に結成された9人組ダンス&ボーカルグループ。兄組の4人はファイヤードラゴンとして、弟組の5人はサンダードラゴンとしてユニット活動も行なっている。今回の『DRA FES』は、SUPER★DRAGONがデビュー以来毎年開催しているアニバーサリーイベント。昨年はオンラインでの開催だったが、今年はBLUE(ファンの名称)と共に迎えた節目の一日となった。
公演はまず、リングをモチーフとしたセットにメンバーが1人ずつ登場するところから始まった。9人が勢揃いした後に、ファイタードラゴンとサンダードラゴンが対決する形で向き合うオープニングで、ファンを沸かせた。前半は、ファイヤードラゴンとサンダードラゴンのステージをメドレー形式で展開し、サンダードラゴンの楽曲「リマカブロ!」からスタート。田中洸希が、「ブチ上がろうぜ」とクールに煽ると、組技を用いたパフォーマンスや田中の特技であるボイスパーカッションなど、序盤からアクセル全開で盛り上げた。そして2曲目は、ファイヤードラゴンによる「Let’s Get Down」。「俺らが見本みせてやろうぜ!」という台詞と共にステージを支配すると、スタイリッシュなパフォーマンスで高いセンスを見せつけた。このように、2組はサンダードラゴンVSファイヤードラゴンのような形式でパフォーマンスを交互に披露。サンダードラゴンは、タオルを振り回しファンと一体になった「Hard Days」や、松村和哉の低音ボイスを中心にステージを暴れまわるような「Rock Tonight」、中毒性のある人気曲「真冬の熱帯夜」を披露。池田彪馬の真っ直ぐな歌声や最年少である柴崎楽のしなやかなダンス、鉄道オタクとしても知られている伊藤壮吾のギャップも炸裂し、サンダードラゴンの勢いの良さを演出した。ファイヤードラゴンは、4人それぞれの表現力溢れるパフォーマンスでファンを魅了。切ない恋愛ソング「MIKAZUKI」で感情を揺さぶったと思えば、「Piranha」や「Drive Me Crazy」では兄組ならではの余裕を感じさせるステージを披露した。古川毅の大人っぽい歌声やジャン海渡のカリスマ性が光るだけでなく、長い手足を活かした飯島颯のダンスや志村玲於の小柄ながらもパワフルなパフォーマンスが合わさった個性が輝く世界観は唯一無二だろう。
ここまで立て続けに繰り広げてきた熱いステージから一転し、この日は池田と古川によるバラード曲「夢で逢えたら」も披露。サビでのハモリをはじめ、しっとりとした歌声で会場を魅了した後には、その他の7人のメンバーが登場。それぞれの得意なジャンルでダンスバトルを繰り広げた。続いてのハーフタイムショーでは、シックなスーツ衣装にチェンジ。シンクロした振付でも個性が一目でわかるのは、この6年間の活動の賜物かもしれない。この日初めての9人のパフォーマンスの後には、「My Playlist」を披露。大人っぽくもリアリティのあるSUPER★DRAGONを感じられる同楽曲ではアクロバットも披露され、多くのファンが見入った様子だった。続いての「Summer Breeze」でも、イントロからファンを大いに盛り上げた。
ライブの中盤で行なったMCでは、それまでのパフォーマンスとは一味違う自由なメンバー達を見ることができた。”鉄オタ”伊藤のアナウンスも絡めた自己紹介や、田中のボイスパーカッションもこの日は思う存分に披露された。また、飯島は改めて20歳になったことを報告。一方で、唐突に「最近眉毛が調子いいね」と褒められたという柴崎や、生い立ちを話してメンバーから急だとツッコまれるジャンなど、和気藹々とした時間が流れた。