山下智久「Beautiful World」バイラルチャートに浮上 アンニュイで色気溢れるボーカルの魅力

参照:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(10月14日公開:10月7日~10月13日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:案山子「真生活」
2位:CKay「love nwantiti (ah ah ah) 」
3位:CKay「love nwantiti (feat. Dj Yo! & AX’EL) Remix」
4位:オリバー・ツリー「Life Goes On」
5位:山下智久「Beautiful World」
6位:Ayase「夜撫でるメノウ」
7位:Yagih Mael「Mood (Lofi)」
8位:心之助「雲の上」
9位:HyunA&DAWN「PING PONG」
10位:LISA「MONEY」

 今週は5位にランクインした山下智久「Beautiful World」をピックアップしたい。山下は、これまでソロ名義ではシングル11タイトル、オリジナルフルアルバム5タイトルをリリースしている。ほとんどがチャート1位を獲得しているのも驚きだが、世間一般的には山下が、グループ在籍時代から作詞や作曲を手掛けてきたことは、あまり知られていないのではなかろうか。2018年にリリースされたソロアルバム『UNLEASHED』では、収録された12曲中11曲の作詞(共作も含む)を手掛けている。

 山下のボーカルの魅力は、ひとことで言えば、そのアンニュイさにある。少し舌ったらずな甘い声をうまく生かした、しつこくない上品なけだるさ。歌声のレンジは決して広くないが、ピッチは正確で、リズム感も申し分ない。さらに、楽曲に自分のニュアンスを加える技術が非常に長けている。例えば、2011年リリースの安室奈美恵 feat. 山下智久「UNUSUAL」では、ファルセットと喉を鳴らすような低音、母音を強く出さないラップで、安室のソウルフルな歌声と見事なコントラストをつけ、存在感を発揮している。また、2013年の本人主演ドラマ『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)の主題歌としてリリースされたカバー曲「SUMMER NUDE ’13」では、ロングトーンの最後を少し放り投げるように歌い、余韻をあまり残さないようにして、フィリーソウルを軽快なポップスとして印象付けている。

安室奈美恵 feat. 山下智久 / 「UNUSUAL」Music Video (from AL「Checkmate!」)



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