関ジャニ∞ 大倉忠義、なにわ男子ら成長させるプロデュース力 松本潤も認める“ラフさ”と“細やかさ”
時に厳しく、時に寄り添うのが大倉流のプロデュース
演出家・大倉の姿はジャニーズグループのリアルに追ったドキュメンタリー番組『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)でも見ることが出来る。2018年のツアー『関ジャニ'sエイターテインメント GR8EST』の大阪公演のステージに立ったなにわ男子に向けて大倉は、まずは楽しむこと、この景色を忘れないこと、最後は自分たちの力で帰ってくることの3つを伝え、視線の位置や顔の向き、ポップアップでの登場タイミングなど、現役アイドルならではのファンからの見え方を意識したアドバイスも欠かさない。さらに自分もJr.時代に相談する相手がおらず不安に思っていた気持ちから、時には厳しく、時には親身になってプロデュースするのが大倉流と言えるだろう。
その結果のひとつとして、新型コロナによる長い自粛期間中に道枝は「Time View ~果てなく続く道~」にて作詞に挑戦。大倉のプロデュースによる影響はメンバー個々の成長にも繋がっているようだ。
関ジャニ∞ではメンバー最年少であり、未経験だったドラムに挑戦することで新たなポジションを掴んだ大倉。デビュー後もブレイクまで苦労を重ね、グループの知名度と人気が全国区になって以降も様々な困難を乗り越えてきた。それらの経験を踏まえた人間味のあるプロディース力は、関西ジャニーズJr.だけに留まらず、滝沢や松本に続き、ジャニー喜多川のジャニーズイズムを継承する演出家としても活躍していくに違いない。