櫻坂46 松田里奈、『THE TIME,』『レコメン!』レギュラー獲得 躍進の理由は抜群のトークスキルにあり?
櫻坂46の松田里奈が躍進中だ。松田は10月1日よりTBSにて新しく始まった朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)の木曜レギュラーに抜擢され、様々な商品を紹介する“TIMEスタンド店員”に扮して毎週出演する。総合司会にアナウンサーの安住紳一郎と香川照之を迎えて「ニッポンの朝がみえる」と銘打ったこの新番組。7日に早速出演した松田は終始安定感を発揮し、生放送ながらも落ち着いた様子を見せていた。途中、グループ名を改名前の「欅坂46」と間違えられるも、持ち前の明るい笑顔で対応し、良い雰囲気を保ったまま番組の進行に貢献。その日に発売した雑誌の紹介やオススメ商品についての細かな情報を解説する際には、ハキハキとした喋りを見せ、スタジオを明るい空気で包み込んでいた。
松田里奈躍進の理由
松田は今月よりラジオ番組『レコメン!』(文化放送)の月曜パーソナリティーとしてのレギュラー出演もスタート。初回の4日の放送では「嬉しさも不安も半々」との気持ちを明かしつつも、オテンキ・のりによる軽快なトークに難なくつ付いていく。駆けつけた同期メンバーに「初日だからすごいおめかししてきてる」と暴露されたり、自身が参加したユニット曲「On my way」(3rdシングル『流れ弾』収録)を口笛で再現する流れで見事な“フリ”と“オチ”を見せたりなど、メンバー間のコンビネーションも抜群だった。さらに先日は『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)への単独でのゲスト出演も果たし、モノマネやトークでしっかりと爪痕を残していた。このようにここ最近メディアの場での松田の活躍が目立っている。
しかしこの目覚ましい活躍ぶりは、彼女をよく知る者からすれば意外なことではないだろう。というのも、かねてより冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)やその前身番組『欅って、書けない?』で優れた能力を発揮していたからだ。司会陣の会話に対して率先して鋭い合いの手を挟んだり、VTR中にも休まず声を出すなど、彼女からは常にバラエティに対して高い意識で臨んでいる姿勢がうかがえた。テレビだからと緊張している様子もほとんどなく、グループ随一のガヤの量と明るい人柄で、最近ではスタジオを盛り上げるムードメイカーとして盤石な立ち位置を築きつつある。つまり、現在の彼女のメディアでの躍進の裏側には、冠番組というホームの場でコツコツと積み重ねてきた努力と信頼が背景にあるのだ。
また、6月に開催された有観客ライブ『BACKS LIVE!!』でも突出したトークスキルを披露していた。とにかくマイクを持てば彼女の無双状態で、テンポよく会話を展開させていく姿が印象的だった。話によれば、疲れているであろうメンバーのためにトークの尺を調整するなど、機転を利かせてその場を繋げることもあったという。(※1)そういう意味では、単に目立つことが目的なのではなく、彼女の振る舞いからはグループのことやメンバーのことを思ってその役目に徹している姿勢を感じ取れる。独りよがりな意識ではなく、グループに貢献することが前提としてあるのだろう。