NiziU RIO&RIMA、ステージで見せる頼もしい姿 自分だけの武器を磨き続ける2人の歩み

 音楽番組『バズリズム02』(日本テレビ系)が発信するライブイベント『バズリズム LIVE 2021』が11月5日~7日の3日間、横浜アリーナにて有観客で開催される。NiziUが、同イベントのDAY2(11月6日)に出演することが決定した。

 9月19日には千葉 ZOZOマリンスタジアムで開催された『SUPERSONIC2021』に出演し、大きな話題を集めたNiziU。初めての有観客ライブとは思えない、堂々としたパフォーマンスで全5曲を披露した。コロナ禍で活動が制限される中、日頃のトレーニングで培ってきた安定感のあるステージングはファンのみならず、会場や配信で彼女たちの新たな一歩に立ち会った人々を驚かせたことだろう。

 今回のコラムでは、明確な武器を持ってグループを支える“リオリマ”コンビの歩みと、『SUPERSONIC 2021』で見せた成長ぶりを紹介したい。

 RIOとRIMAといえば、地域予選での第一印象は「クールで洗練された女の子」。それぞれ鍛え上げた実力を持っており、パフォーマンスの完成度はすでに高かった。ゆえにJ.Y. Parkはプロの歌手に要求するような改善点を伝えていたように思う。RIOは“ダンス”、RIMAは“ラップ”と、10代にしてそれぞれが自覚していた武器。ただ2人にはそこから一段階成長するために、必要な要素があった。

 RIOに関しては、視聴者の心に最も刻まれているであろう東京合宿でのエピソードが残されている。それはダンスレベルテストで、J.Y. ParkがRIOに放った「歌手はダンサーのように見えてはいけません」という言葉だ。ダンサーとしては申し分のない技術と表現力を持っていたRIOだが、地域予選や東京合宿でのダンスを見ると、どこか楽曲の世界観に入りすぎてしまう側面があった。彼女が当初目指していた「主役としてステージで踊る」ことを実現するには、世界観を“伝える”だけではなく、目の前の観客と通じ合い、世界観に引き込まなければならない。

 そんな難しい課題をRIOは韓国合宿で早々にクリアした。個人レベルテストでのパフォーマンスはもちろんのこと、MAKO・MAYAと披露した「Swing Baby」(J.Y. Park)ではミュージカルのようなステージングで多くの視聴者を魅了。それまでのパフォーマンスよりもはるかに表情が豊かで、画面越しでも観客席に座っているような熱狂を味わえた。

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