日向坂46、乃木坂46から受け継がれたバトン 『高校生クイズ』メインサポーター抜擢の理由と期待

 蛇足ではあるが、今回日向坂が就任できたのも先輩グループである乃木坂46の5年間の頑張りがあってのこと。乃木坂が最初に就任したのは2016年の第36回。史上初めて全11地区の会場で同日同時刻に予選が行われた大会で、その目玉として乃木坂が大会の応援ソングなどをライブで披露したり、クイズに参加するなど、高校生たちの参加意欲を掻き立てる起爆剤となった。

 以降も予選で応援ソングの新曲を初披露することが定番化し、世間の関心を集めることに大いに貢献。また乃木坂が作った功績として、応援ソングのセンターを現役高校生メンバーが務める流れを作ったことも挙げられる。今回日向坂が歌う応援ソング「何度でも何度でも」は、17歳の3期生・上村ひなのが初めて全体曲のセンターを務める。全国に次世代の日向坂の姿を見せることができるチャンスがあるのも、乃木坂が道を作ったからこそ。曲調や、1期生が3列目に並ぶフォーメーションも乃木坂から継承し、いつもの楽曲にはないパフォーマンスが見られるところも、嬉しい乃木坂からの置き土産だ。

 日向坂はすでに練習大会の配信イベントや、スマホ一斉予選会でのライブ、スペシャルパーソナリティを務める伊沢拓司率いるQuizKnockとYouTubeでクイズガチンコ6番勝負に出演するなど、フットワークの軽さと持ち前のバラエティ力を活かした露出も増えている。

 昨年はコロナ禍のため、高校生はリモートでの参加となっていたが、今年は2回戦から高校生がスタジオ収録での参加になるとのこと。キャプテンの佐々木久美をはじめバラエティに真摯に向き合う日向坂との絡みも見られるかもしれない。あくまでも主役は高校生。いつもの明るさと、涙もろい彼女たちの素直なリアクションで番組を盛り上げ、緊張している高校生たちが笑顔になれる、そんな温かいサポートを期待したい。

※1:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000047308.html

関連記事