中丸雄一、KAT-TUN15周年に高まる評価の声 冷静な視点とクリエイティブな発想でグループ支えてきた縁の下の力持ち

 9月4日に38歳の誕生日を迎えたKAT-TUNの中丸雄一。誕生日当日は嵐・二宮和也、Hey! Say! JUMP・山田涼介、SexyZone・菊池風磨と共に出演するYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』で11時5分から緊急生配信を行い、中丸の誕生日を祝った(菊池はVTRと電話での出演)。コメント欄にはお祝いのメッセージが多数寄せられ、中丸はしばし画面に釘付けになり、喜びを噛みしめていた。

【祝!飛び丸雄一】誕生日で生配信!!!!

 コメント欄には『ジャにのちゃんねる』をきっかけに中丸に魅了されたという投稿も多く寄せられている。今改めて注目が集まる中丸雄一の魅力について考えてみたい。

 中丸が所属するKAT-TUNは今年3月に15周年を迎えたほか、メンバー全員が出演する『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』(TBS系)が4月からスタート、また月1で放送中のKAT-TUN15周年アニバーサリー番組『何するカトゥーン?』(フジテレビ)も、10月以降も継続放送が決定。9月8日には初の両A面シングル『We Just Go Hard feat. AK-69 / EUPHORIA』をリリースと、グループとして順調な活動を続けている。

 中丸個人としても、番組スタート当初からレギュラー出演する『シューイチ』(日本テレビ系)が今年の4月に放送500回を数え、2018年に深夜帯でスタートした『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)も今年3月からゴールデンタイム枠に進出。さらに自身が出演・動画編集を担当する『ジャにのちゃんねる』スタートと、安定した活躍ぶりが光る。

 コメンテーターとして出演する『シューイチ』では、時事ネタについてコメントを求められる場面も少なくないが、よそ行きの無難な言葉でまとめず、背伸びをした様子もなく、知識を得て自分なりに向き合った上で、“30代男性”として等身大の意見を述べているように感じられる。また、中丸のコーナー「まじっすか」では、自身が手掛けたイラストでコーナーを飾り、リポーターとしてロケに出かけては、中丸の体験を通して様々な世界をみせてくれる。番組をきっかけに習得したフルーツカットの技術が年々向上しているのも楽しみの一つ。随所で中丸の好奇心、職人気質が発揮されている。

 惜しまれながら終了した『KAT-TUNのタメになる旅!』シリーズ(TBS系)同様に『何するカトゥーン』でも台本がない番組を任されがちなKAT-TUNだが、『タメ旅』では交渉人として活躍し、『何カツ』の初回放送では、司会、大道具、書記と細々と動く中丸の姿が印象的だった。

 昨年ひときわ注目を集めたのが、2020年12月2日放送『2020 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)第1夜でのこと。コラボステージにKAT-TUN、King & Prince、SixTONESが登場し、King & Princeのデビュー曲「シンデレラガール」を披露した。誰もが注目した歌い出しを中丸が担当。素直さと優しさをまとった透明感ある歌声で魅了し、さらに『家事ヤロウ!!!』の放送との兼ね合いでその後中丸の出演はなかったのだが、そのシンデレラさながらの展開はファンの間でも大反響だった。

 中丸に対して控え目な印象を持つ人もいるかもしれないが、KAT-TUNの楽曲を印象づけるボイスパーカッションを担当するほか、実はユニークな発想の持ち主で、コンサートでもグッズ紹介で「カトゥネット高丸」という通販番組さながらコーナーを立ち上げ、高丸社長に扮してグッズを紹介するのが定番。コンサートツアーのタイトル「UNION」から“湯にオン”として入浴剤を発売したことも。

 中丸が構成から手掛ける単独舞台『中丸君の楽しい時間』も4回を数えるほか、イラストや4コママンガ、動画編集、連載2300回を迎えた会員ブログ「中丸のページ」では、日記のほかにラジオを展開したり、定期的に句会を開催するなど中丸から繰り出されるコンテンツはバラエティに富んでいるのが特徴だ。

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